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舞台『禿禿祭』

はげちびさい、と読みます。
髪の毛に問題がある高橋克実さんと身長に特徴がある八嶋智人さんのふたりによる、芝居とトークの2部構成からなる舞台。
「シス・カンパニー(企画・製作)」と「ケラリーノ・サンドロヴィッチ(演出・構成)」――このふたつのキーワードを目にしただけで「観よう!」と即決したのが昨年2006年10月、シアタートラムで同舞台のポスターを目にしたときでした。
ポスターに写っているのがなぜ高橋さんと八嶋さんなのかは、ニュースと特撮ヒーロー以外のテレビ番組を見ない私はこのとき想像がつかず、某バラエティ番組でのふたりの人気を背景にした企画であることが後にわかったときには「間違えたかな……」とおもったもののすでにチケットを取ってしまっていたので、とにかく観てみることにしました。



シス・カンパニー公演
『禿禿祭』
2007年1月16日火曜日~21日日曜日
世田谷パブリックシアター

【第1部】“命を弄ぶ男ふたり”
【第2部】ゲストを招いてのトーク
※古田新太さん、三谷幸喜さんなど豪華な顔ぶれが日替わりで登場。
べきらはケラリーノ・サンドロヴィッチさんの回を選択。

べきら観劇日:2007年1月18日木曜日昼の部
S席6,500円



♪おかげさまでチケットは完売~♪とふたりが第2部のオープニングで歌っていたように、平日の昼間にもかかわらず3階席まで観客が入ったうえに1階の上手・下手にそれぞれ5~6人ずつの立ち見客もいました。
WOWOWの中継カメラも入って、客席は人気のふたりを生で見られることで最初から歓迎ムードで満ちている感じです。
結論から言いますと、私が期待していたものとはやや「ずれていた」ものの、料金分はしっかり楽しませてもらえました。
「よかったねー」「うん、面白かったねー」と満足そうな若い女性ふたりづれの言葉を聞きながら、もう少しテレビ番組の知識も持たないといけないな、と自戒しつつキャロットタワーのエスカレーターを下り降りたのでした。



↓ネタバレありレポ
※WOWOWで放映されます。ご注意ください。
第1部の岸田國士原作の戯曲は、私が原作を知らないからかもしれませんが、高橋さんと八嶋さんのコントみたいなかんじで、せっぱつまってそこに至ったはずの登場人物の気持ちを感じ取ることができませんでした。
『イヌの日』で圧倒された八嶋さんの演技のパワーもみられず残念。
客席も笑いの部分には反応しますが、あとはどう感じたらいいのか戸惑っているようでした。
夜の土手を表現した美術――濁った空の色、湧き上がっては流れていく黒い雲、遠くでバチバチ光る電気(?)、照明と轟音だけで表現される列車――が素晴らしかっただけに、もったいないな、とおもいました。
第2部のショータイムが始まると観客は大盛り上がり、ふたりの絶妙の掛け合いに、なるほどこれなら人気が出るだろうなと納得させられました。
お目当てのケラさんが出したお題が「ナンセンスという方法」だったのには「おぉ!」と身を乗り出しましたが、タクシー運転手と客に扮したふたりにケラさんがさまざまな状況を指示して演じさせるも高橋さんがことごとく「ふつうのお笑い」にしてしまって、ワークショップ的なものを期待した私は物足りないままに時間切れがきてしまいました。
ただ、ほとんどの観客は大ウケの大喜びでした。
無料プログラムのなかでケラさんは「ファンの集いのようなものでは終わらせたくありません」と書いていますが、結果は番組ファンが楽しむ時間になっていました。
ケラさんも最後に(八嶋さんから講評を求められて)「いや、だから失敗ですよ。むずかしいですからね、そうかんたんにできるものじゃありませんよ。」とあっさり認めていました。
ただ、このあっさりさもまた広い意味でケラさんの自信と余裕の表れで、どう転ぶかはわからないけれど保険をかけた無難なものに仕上げるつもりはない、とも↑プログラムで述べています。
はずれもまたひとつの見せ場にしてしまう、力の抜けた新しさを感じさせるケラさんならではの技法でした。
素人の演劇ファンとしては、椅子に座って「せーの、はい!」と手を叩いてきっかけを出すときのケラさんの演出家ぶりがかっこよくて見とれてしまいました。
あと、ケラさんて足が長くてスタイルがいいんだな、というのも発見でした♪

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