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『“P”s(ピース)』

本文追加しました(2010-06-06)

ツイッターより↓
・第二次大戦終了後の日本人戦犯を描くナノスクエア『“P”s(ピース)』の公式ツイッター→ @nsquare_pis /劇団め組の合馬百香氏初の外部作演出作品というところが私の第一の楽しみです。公式HPにブログも→http://pis.nano-square.com/ ツイート1

・ナノスクエア『“P”s(ピース)』私の楽しみその2は劇団スタジオライフの曽世海司さんと仲原裕之さん。ライフ第二次大戦シリーズ手塚治虫原作『アドルフに告ぐ』2007年での曽世さんの熱血漢峠草平が妻を背負う姿、仲原さんの本多芳男が主義に殉じる最期のひと言は今も記憶に。ツイート2

・ナノスクエア『“P”s(ピース)』本日5/25夜初日観ました。昭和22年東南アジア某刑務所での日本人戦犯達のおもい。新国立劇場演劇研修所の研修生が演じ継いでいる『少年口伝隊一九四五』(井上ひさし作)のように、未来に受け渡していくべき作品です。ツイート3

・ナノスクエア『“P”s』は劇団め組の座付き作家・合馬百香(あいばゆか)氏初めての外部作・演出作品。合馬さんが描き出す日本人ならではの潔い感情に私は強く惹かれます。今年11月にはめ組が『“P”s』を上演するのが楽しみです(←席置きめ組8月公演『新明治仁侠伝』チラシより)ツイート4



昭和22年、東南アジア某刑務所に収監された日本人のBC級戦犯死刑囚4名。
同じくBC級戦犯でありながら死刑を免れ有期刑囚となった元海軍二等兵曹が彼らの世話係りをしている。
刑の執行を待つ日々を、4人は表面的には穏やかにすごしているようにみえる。
しかし内面では犯罪人として刑を受けることに激しい葛藤がある。
国に残した家族や恋しい人へのおもいが募る。
日本人の教誨(きょうかい)師は彼らに禁止されている「遺書」を書くことをすすめ、なんとか日本に持ち帰ろうと決意する。

映画やテレビで人気のある若い美男俳優達が、彼らにとってまったく未知の存在であろう「戦犯」を懸命に演じていました。
妻や恋人への遺書をひとりひとりが読み上げるシーンは、ひたむきさが会場の涙を誘います。
なかでも元陸軍二等兵曹の死刑囚「森蔵之助」を演じた早田剛さんは髪型もそれらしく、直情的な若い兵隊のかんじがよかったです。
森の上官で元陸軍大尉役の高杉瑞穂さんはエリートらしい品のよさがありました。

ほんとうの戦争経験者、あるいはその近いお身内からみれば、彼らの姿身なりはあまりにもこざっぱりと今風で、描かれる心情もまたきれいすぎるとおもわれてしまうかもしれません。
この『“P”s』という作品が上演されることを知ったとき、以前観た演劇企画集団THE・ガジラ『PW Prisoner of War 』((2009年3月本多劇場)を思い出しました。
こちらは同じ東南アジアでも敗戦直後の捕虜収容所が舞台ですので厳密には異なる状況ですが、敗戦の絶望と帰国できるかどうかの不安のなかで生き延びるための欲望に侵される人間の暗黒がたいへんな説得力で表現されていました。

『“P”s』も『PW』も、どちらも人間の真実なのだとおもいます。
戦争、戦犯という極限状況のなかの純粋で清らかな部分を取り出してかたちにしたのが今回の『“P”s』という作品の新しいところです。
チラシの「美しき戦場の花婿」というサブタイトルに最初は違和感を覚えましたが、観終えて納得するものがありました。
美しい心理を、美しい青年達が演じることで伝わるのだといえます。
ぜひ若い俳優によって演じ続けてほしい作品です。



ナノスクエア
『“P”s(ピース)』
2010年5月25日火曜日~30日日曜日
池袋シアターグリーン Big Tree Theater
公演情報
CoRich情報
『“P”s』のツイッター(ツイッターのアカウントがなくても、誰でもみることができます。)

作・演出:合馬百香

全席指定
前売・当日とも 5,300円

べきら観劇日:
2010年5月25日火曜日19:00~(初日)

上演時間:1時間40分(休憩なし)

【物販】
プログラム 1,000円
DVD特別先行予約 4,000円(税込/2010年8月上旬発売予定)
 
【当日パンフレット】
未確認

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