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舞台『音もなく しぐれ降る 晩秋にて 候』

織田信長の母・土田御前が信長、信行(信長の弟)、お市(信長の妹)のきょうだい達へ寄せる慈愛を軸にした戦国絵巻です。
弟を溺愛し信長を嫌ったとされる通説の土田御前像とは異なる解釈になっていました。
信長きょうだい幼少の頃から桶狭間、金ヶ崎、本能寺の変、豊臣氏滅亡までという大河ドラマ1年分の物語を2時間弱にまとめて一気呵成に疾走します。

信行は兄・信長に殺され、信長は明智光秀の謀反に倒れ、お市も非業の死をとげてしまいます。
しかし、織田の血はお市の娘達の体内に引き継がれます。
その娘達のひとり、お茶々は豊臣とともに滅亡しますが、もうひとりの娘・お江(ごう)が徳川将軍家に嫁ぐことによって土田御前の命と祈りは血の流れのなかに生き続けていくのです。
盛りだくさんなあわただしさは否めないながら、それでもしっかりと伝わったのは、プロペラ☆サーカス主宰にして作・演出のかわしままさき氏の織田信長への憧憬と「命が受け継がれていくこと」への想い、その承継の最先端にいまご自分が在ることに対するご両親への感謝でした。
かわしまさんは俳優・河嶋政規として織田信長役を演じています。
森蘭丸が実は浅井の……だった、あるいは光秀を直接殺したのは実はあの……だった、などもユニークでした。

SPIRAL MOON常連の俳優陣の時代劇演技が貴重でした。
童女お市から権高なお茶々、死に臨む築山御前(徳川家康の妻)を同じ衣裳のまま演じ分ける秋葉舞滝子さんの技量に驚かされました。
ひるがえる艶やかな黒髪がとても綺麗です。
お市が信長の命令に従って浅井長政に輿入れする道中、家臣達のはからいで遠目に母・土田御前と別れの対面をするシーンには不覚にも涙腺がゆるんでしまいました。
スパイラルではガラスのように鋭く繊細なイメージがある役をこなす牧野達哉さんの、豪放な柴田勝家が新鮮でした。
刀をくるりと回転させて納めるシーンは、あまりのかっこよさに悶絶して椅子から滑り落ちそうになってしまいました♪
若いときから中年までのお寧(秀吉の妻)を演じたおぉじのりこさんの包容力、優しさ、秀吉の子どもを産めなかった痛ましさも印象的でした。



プロペラ☆サーカス
『音もなく しぐれ降る 晩秋にて 候』
2009年12月23日水曜日~27日日曜日(全7ステージ)
日暮里d-倉庫
CoRich情報

作・演出:かわしままさき

全席自由
前売 3,000円
当日 3,200円
※平日昼の部および高校生以下は2,000円

べきら観劇日:
2009年12月25日金曜日14:00~

上演時間:1時間50分くらい(休憩なし)

【物販】
オリジナルTシャツ 2,000円

【当日パンフレット】
A5/8Pカラー

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