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舞台『4(シ)の話』

主に映像(映画・ドラマ)の演出を手がけてきた鬼頭理三(きとう みちぞう氏と劇団TRASHMASTERSに所属する俳優である吹上タツヒロ(ふきあげ たつひろ)氏のふたりによる演劇ユニットFRAMEPLOTSの旗揚げ公演です。
3人の作家によるオムニバスですが、同じバーの設定で、最初の数分間のシーンが3編共通になっています。
主要な登場人物の設定も同じでした。
劇場タイニイアリスのサイト内インタビューによれば、設定、性格、背景などを鬼頭・吹上両氏のふたりであらかじめ決めたうえで3人の作家に脚本を依頼したとのことです。

「死」の話です。
内田春菊、佃典彦(B級遊撃隊)、葛木英(メタリック農家)という3人の作家が、同じ基本設定から欲望、身勝手、孤独、不可思議などさまざなな色の花を咲かせます。
作家のあいだに連絡はなかったそうですが(↑インタビューより)、度し難い「悪意」が底流に存在し続けていました。
自分がそのなかで泳いで生きている、今の世のなかの共通感情をコップにすくいとってみせられたようで、その毒の成分の観察を楽しみました。

どの作家がどの話を書いたのかをあえて公表しないというのもユニークな趣向です。
私は葛木さんのメタ農作品を2~3本観ていまして、葛木さんの作品はたぶんこれ、とわかりました。
佃作品は未見ですが、春菊さんらしさをかんじる作品がありましたので、結果的に消去法で特定できたとおもいます。
1話が30~40分間くらいで、各話間に休憩はなく連続して上演されます。
2話目の悪意がとくに強烈で、その救いのなさが好きでした。

『仮面ライダー555(ファイズ)』の園田真理役が印象に残っている芳賀優里亜さんの可愛らしさ、肌の透明感には圧倒されてしまいます。
3話で女の子らしいだだををこねるところがとくにキュートでした。
新谷真弓さんのちからがこの場を「芝居として真実の場」に成し得ているるとかんじました。
新谷さんが真情を語るシーンでは、三次元の奥行きが増し、その背後に恐ろしい闇が立ちあがります。
吹上タツヒロさんの押さえたかんじが、裏にあるものを考えると苛立ち感を煽られてなかなかによかったです。

今回は劇団め組の菊川浩二さんの客演が目当ての観劇でした。
菊川さんは1話と3話に登場します。
軽いキャラクターが多いなかでの渋さが活きていましたが、菊川さんの持つ鋭さをもう少しみせてほしかったようにもおもいました。
カーテンコールでの菊川さんの立ち位置は、(私が観た回では)最上手でした。



FRAMEPLOTS
VOL.1
『4(シ)の話』
2009年11月18日水曜日~24日火曜日(全13ステージ)
新宿タイニイアリス
CoRich情報

脚本:内田春菊、佃典彦(B級遊撃隊)、葛木英(メタリック農家)
脚本協力:西永貴文(猫☆魂)
演出:鬼頭理三
原案:鬼頭理三×吹上タツヒロ

日時指定自由席
前売り・当日とも 3,500円

べきら観劇日:
2009年11月20日金曜日19:30~

上演時間:約2時間(休憩なし)

【物販】
未確認

【当日パンフレット】
A4/両面カラー/三つ折
※11人のキャストのイラスト(by北沢バンビ)+「あなたはどう死にたい?」への回答。
アンケートにも同じ質問あり。
回答内容にはキャストの個性が現れていて読んで楽しめますし、ブログや所属団体のURLも親切だとおもいますが、なによりも「役名」の記載がないのが残念でした。


会場情報、喫煙情報など


前方3列が平土間座布団席(背もたれあり)、後方はひな団ベンチシート(背もたれあり)です。
後方から埋まっていきました。
私が観た回は満席で、通路に座布団席(=座椅子)が増席されました。

喫煙シーンが1回ありました。
このように天井が低く地下にあるせまい劇場での喫煙シーンには非常な恐怖感をもってしまう私ですが(呼吸器官が弱いので)、幸い後方に座った私のところまでは臭いと煙は届きませんでした。

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