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舞台『コースト・オブ・ユートピア―ユートピアの岸へ』

<追記 2009-10-02>
ピロシキは、Ⅲ部の15分休憩のときにビュッフェで買えました(1個300円)。
中味はタマネギとゆで卵で、もう少し塩味がほしいかな、とおもいながらもあつあつを美味しくいただきました。
<追記ここまで>



演じる側はもちろん、観る側にも気力と体力と覚悟が求められる9時間耐久レース的作品です。
約3時間ずつの3部作を1日で一挙に上演する「通し公演」は自信が持てず、1部ごとに3日間連続で通う「平日セット公演」を選んで2日目が終了したところです。
分割したといえども、上演時間3時間の作品のチケットを3日連続で取ること自体考えられないことですので、どうなることかと(とくに体力面が)心配でしたが、今のところ意外に大丈夫です。
内容が難解そうなこともあり(19世紀ロシアの革命思想家達の物語)、観劇でめったに寝ない自分も今回ばかりは不安だった点も、お色気や笑い、巧みに組み込まれる別視点、綺麗な衣裳(ドレスの生地の織柄が素敵!)、可愛い子役などで飽きることなく、結果的に本筋の思想展開シーンを気合と集中をもって受けとめることができました。
ただ、夜は非常によく眠れます(笑)

2日目を観終えてかんじているのは、マスコミ記事のどこかに書かれていたような日本の幕末~明治維新や1960年代の「政治の季節」にも通じる男達のエネルギーの凄まじさが、たしかにすごいのですけれどなんだかどこか男の子の遊びのようにおもえてしまう不思議さです。
男達を相手に饒舌の限りを尽くして雄弁をふるう主人公ゲルツェンが、2部で妻の不倫を疑ったとき、彼女が心のうちを夫に理解してもらおうと訴える言葉を理解できなかったシーンが強く印象に残っています。
そのときのゲルツェンが見ようとしたのは、妻の人間性ではなく肉体関係ただ一点でした。
富裕な知識階級も、農奴や物乞いの男と変わりはないことに光を当てたこの蜷川演出のおかげで、作品が私の感情のなかに入り込んできたようにおもいます。
麻実れいさんの気品と迫力、横田英司さんの声に魅せられました。

1枚のチケットを3日間使い続けますので、くれぐれも紛失しないようにと繰り返し注意がアナウンスされます。
席も固定ですので、前後左右のメンバーによって3日間の観劇環境も左右されます。
コクーンの座席は振動が横並びに伝わりやすいですので(シアタートラムやシアターサンモールも同様)、姿勢を変えるたびにどすんどすんと揺らす方か、隣に人がいる気配をまったく忘れさせるほど静かな方かによって集中度も変わりますが、これも航海に乗り合わせたご縁ということなのでしょう。

チラシに記載されていた「軽食の販売ワゴン」をみつけられなかったのが残念でした。
ピロシキを楽しみにしていたのですが……もしかしたら通し公演のみの出店なのかもしれません(未確認)。



Bunkamura/ローソンチケット
『コースト・オブ・ユートピア―ユートピアの岸へ』
2009年9月12日土曜日~10月4日日曜日(1日通し公演10回30ステージ+平日セット公演3回9ステージ=39ステージ)
シアターコクーン
公演情報
CoRich情報

作:トム・ストッパード
翻訳:広田敦郎
演出:蜷川幸雄

全席指定
S席 29,000円
A席 24,000円
コクーンシート 15,000円
各部券(平日)S席 10,000円/A席 8,000円/コクーンシート 5,000円
※セット券に残席があった場合に限り、各部券を発売

べきら観劇日:
2009年9月29日火曜日14:00~Ⅰ部「船出」
2009年9月30日水曜日14:00~Ⅱ部「難破」
<↓観劇日追記>
2009年10月1日木曜日14:00~Ⅲ部「漂着」

上演時間:
Ⅰ部 3時間5分(15分間の休憩1回を含む)
Ⅱ部 2時間55分(15分間の休憩1回を含む)
<↓上演時間追記>
Ⅲ部 3時間5分(15分間の休憩1回を含む)


【物販】
プログラム2,000円
ポスターB全サイズ 1,000円
ポスターB2サイズ 500円
蜷川氏演出作品DVD、出演者公演DVD、関連書籍・雑誌など

【当日パンフレット】
A4ペラ両面
※全44人の出演者の各部ごとの役名一覧



向う岸から (古典文庫)
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