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舞台『ロミオとジュリエット』

面白かった!
世界的名作なので大きな声ではいえないけれど、『ロミオとジュリエット』ってお話としてはなんだか唐突で不自然なかんじがする……という秘かに抱いていたおもいを爽快に吹き払ってくれました。
ジュリエットは男だった、という発想を含めてこの毛利版『ロミオと~』のほうがほんとうなのではないかとおもえるくらい納得の物語になっています。
自分のことしか考えられなかったジュリエットと能天気に流されて生きてきたロミオというふたりの少年が、親同士の抗争を利用しようとする第三の勢力の脅威に気付いて精神の成長をとげ、愛情や友情を超えた無二の結びつきを得て戦いに挑みます。

原作では「ジュリエットに求婚するいい人」なパリス伯爵を政治的な重要人物としてふくらませたのが作品に立体感を持たせるのに成功した鍵だとおもいます。
そのほかロザラインとティボルトの関係、ベンヴォーリオのロミオへの想い、ジュリエットの乳母の召使い・ピーターの設定など大胆で自由な飛躍によって人物の関係が鮮明になり、物語が活き活きと躍動するのをかんじました。

鈴木拡樹さんのジュリエットは可憐で清新でした。
とくに少女姿での二の腕の細さときたら!
男優劇団Studio Lifeでも蜷川幸雄氏のオールメールシリーズでも、どれほど細身で美しい女形でもほとんどの場合腕は長袖や長手袋で覆いますが、鈴木ジュリエットは素の腕から指先までを惜しげもなくさらして充分に「少女」でした。
舞踏会シーンではレースの長手袋を着用していましたが、これも男性の筋肉カバーではなく、ドレスアップのためにおもえます。
この細腕で、毒を飲んだロミオの身体を横抱きに抱えあげてみせたのには感心してしまいました。

私が少年社中単独公演を観劇するのは第19回公演『カゴツルベ』(2008年1月/吉祥寺シアター)に続いて今回が2作目です。
(正確には、ホチキスとの合作『銭に向け叫ぶ』(2007年8月/シアタートラム)が少年社中初観劇。)
今作は『カゴツルベ』に続く古典シリーズ第二弾とのことですが、毛利氏の「改作力」には瞠目です(『カゴツルベ』も斬新で楽しかったです)。
これからの毛利版古典シリーズに期待します。


劇団少年社中 第21回公演
『ロミオとジュリエット』
2009年8月19日水曜日~23日日曜日(全7ステージ)
あうるすぽっと
CoRich情報

原作:ウィリアム・シェイクスピア
脚色・演出:毛利恒宏
翻訳:角本 敦

全席指定
前売 3,500円
当日 3,800円
※開演の1時間前から当日券販売、ロビー開場、グッズ販売。
客席開場は開演の30分前。

べきら観劇日:
2009年8月21日金曜日14:00~

上演時間:2時間10分(休憩なし)

【物販】
・プログラム 1,000円
・ステッカー、キーホルダーなどグッズ多種
↓プログラムとグッズのセット
・ロミオセット 2,500円
・ジュリエットセット 2,500円
・過去公演DVD 3,000円~3,500円
・『ロミオとジュリエット』DVD予約 3,500円

【当日パンフレット】
B4見開き2P
※次回公演は2ヵ月後の10月28日からというタフさ!(『ファンタスマゴリア』座・高円寺)。
『ロミオと~』DVDは「10月公演には奇跡が起きないと間に合わなさそうです…」(当日パンフレット記載)というのも納得です。

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