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舞台『ありふれた惑星』

劇作家・長田育恵氏が主宰する演劇ユニットてがみ座の旗揚げ公演です。
『カシオペア』『鉄屑の空』という長田作品二篇を異なる演出家が演出します。
てがみ座、という素敵なユニット名にまず魅せられ、 キャストに扇田拓也(ヒンドゥー五千回主宰)さんの名前を発見して即座に観劇決定しました(扇田さんは『カシオペア』に出演)。
『カシオペア』は子どものいない夫婦の気持ちの揺らぎを、『鉄屑の空』は町工場の存続をめぐる、跡取り娘とその家族、工員達の交流を描きます。
「望遠鏡のある部屋」が共通のモチーフとしてふたつの物語世界を結びつないでいました。
言葉の奥に発生している感情を、薄い層を積み重ねるようにひとつの流れに形成していくとても丁寧なつくり方に、人を信じるに足るものとし、受容しようとする作家の姿勢を感じました。
風琴工房『機械と音楽』でのロシア人がかっこよかった扇田さんは、がらりとかわって愛はあるのにあなたはなぜこうも妻の気持ちがわからないのっ、と歯がゆくなる研究一筋の天文学者がよかったです。
『鉄屑~』では、想いを押し殺し続ける経理・柴崎 匠役の武谷公雄さん、パフォーマンス豊かなお母さん・宮田夏美役の奥沢侑生さんが印象的でした。
それぞれの作品はテレビドラマのようでもあるのですが、同時上演で“ありふれた惑星で起こるドラマ”としたところに世界観の大きさが生まれたとおもいます。
杉山 至(+鴉屋)美術による宇宙儀と星座のモチーフがそのことを魅惑的に具現化していました。

終演後に杉山氏を案内役とする約30分間のバックステージツアー(情報)がありました。
たぶんこれまで10回以上は通っている王子小劇場の舞台裏を初めて見聞することができて(靴を脱いで舞台にあがらせてもらえたうえ、あのベランダで望遠鏡を覗かせてもらえました!)、とてもわくわくして楽しかったです。
参加人数は13~14名、過半数が女性だったと記憶しています。
参加者全員にA3版カラーの貴重な資料(初期エスキーススケッチ、イメージ図、図面、道具帳など収録)が配布されました。
舞台美術家が作品世界を読みこみ、すくいあげ、形に成すセンスと技に感服し、多くのことを学び吸収することができました。



てがみ座第1回公演
『ありふれた惑星』
2009年6月10日水曜日~14日日曜日(全8ステージ)
王子小劇場
公演サイト
CoRich情報

『カシオペア』 作:長田育恵/演出:前嶋のの(思考動物
『鉄屑の空』 作:長田育恵/演出:楢原 拓(劇団チャリT企画
日時指定・全席自由
前売 2,800円
当日 3,300円
学割 2,300円
ブロガー割引 2,300円
※学割は当日精算のみ、受付で学生証を確認。
ブロガー割引は事前審査など諸条件あり。
ずぼらで気ままな当ブログ管理人はふつうに前売り券で観ました。

べきら観劇日:
2009年6月12日金曜日14:00~

上演時間:2時間20分(10分間の休憩1回を含む)
※私の時計で『カシオペア』1時間10分+休憩10分+『鉄屑の空』1時間10分くらいの配分だったとおもいます。
休憩時間には驚きの舞台転換光景がみられます(所要時間約3分間)。
人によって事情がありましょうが、調整が可能ならばなるべく用事は開演前か終演後になさることをおすすめします。

【物販】
未確認

【当日パンフレット】
B5/4P
※長田氏の「ごあいさつ-言葉のない、その瞬間のために-」から才能と決意があふれます。
白黒印刷ながらキャストの画像が掲載されているのが丁寧です。
また、キャスト欄が表紙に印刷されていること、役名だけではなく役柄の解説があることも親切でした。
どちらもアンケートを書くときにとても助かります。
また、当日パンフレットとともに席置きされた封筒には星と羊飼いにまつわる「てがみ」が入っていました。
封筒の色が紺色と水色の2色あり、私は紺色の席を選んだのですが、もしかしたら水色の封筒には別内容の「てがみ」が入っていたのでしょうか。
こんなとき単独観劇人は淋しくなりますが(連れがいれば見せ合うことも)、想像するのもまた楽しみとおもうことにしています。

コメント

 はじめまして!m(__)m

「てがみ座」さんと「扇田拓也」さんのキーワードからやってきました。

 わたしも6/13に見に行きました~
(そのとき扇田さんのファンになっちゃいました(笑)

 公演よかったですよね~(>_<)
なんか、じーんとしちゃいました(*^。^*)

 また遊びに来ますねっ

 あ、そうそう、わたしは水色の封筒でしたが、星と羊飼いのお話でしたよ~(^・^)

>四季春さん
はじめまして、ようこそおいでくださいました。
『ありふれた惑星』、両方ともいい作品でしたね。
とくに扇田さんは素敵でした♪
妻を静かに抱きとめるシーンやひとりで涙するシーンには胸がときめいてしまいました。
水色の封筒も星と羊飼いのお話だったのですね。
教えていただいてありがとうございました。
拙いブログですがこれからもどうぞよろしくお願いします。
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