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舞台『おかしな二人』

新劇系劇団の新人卒業公演です。
ニール・サイモンの有名戯曲を男編、女編で演じます。
支援組織「円の会」会員はどちらか1公演に招待されるとのことで、私は女編を選択しました。
ジャック・レモンとウォルター・マッソーのコンビによる映画のイメージが浸透していますので、これを若手女優で演じたらどうなるのだろう、というのが最大の楽しみでした。

結果は、うきうきと弾むような気持ちで寒風の浅草の街をあとにすることができました。
それだけでおとなのこころをとろかせてしまう、新人が一生懸命に取り組んでいる姿の魅力も含めて、「別世界に連れて行ってもらう」という演劇の楽しさをたしかに味わってきました。
新人女優連の力強さに脚色の巧みさが加わって、原作の中年男のお話がはつらつとしてたくましい女子達の友情物語になっています。
私が観た初日は硬さが感じられ、小道具が……衣装が……というハプニングもありましたし、客席も最初のうちははらはらどきどきの緊張感に包まれていました。
でも、大雑把なオリーヴ(林 有紀さん)のアパートをきちょうめんな友人フローレンス(内山絢貴さん)が訪問するところあたりから空気が動き始め、客席のところどころから笑いが起きるようになり、最後は大きな笑いに何度も包まれました。
楽しい!とおもわせる核がちゃんとありますので、楽日に向けてどんどんふくらんでいくこととおもいます。
ファッションもひとりひとりに似合って可愛いです(とくに、フローの「勝負ドレス」が素敵)。
開演前のタイトルの演出が“ブロードウェイ”な雰囲気で洒落ていました。

新劇系の若手俳優のひと達は、技術がしっかりしていてとても優等生なかんじがします。
大勢の年嵩の先輩達の存在がそうさせるのでしょう。
大学の演劇サークルなど同年代のメンバーで結成した小劇場劇団のような、ときに破れかぶれに走ったりもする伸びやかさとは別種の雰囲気です。
その意味で、今回は新人卒業公演という異色の機会が活きていました。
プログラムのなかで演習講師・藤田宗久氏が「厳しい駄目出しによる完成度よりも皆さんの自発性と自由な雰囲気を優先した」という主旨のコメントをしているように、正統さに若さの風が加わった魅力ある舞台に出会えました。
新たに1,500円を支払って男編もぜひ観たいとおもったのですが、日程が許さないのが残念です。



円・演劇研究所32期専攻科卒業公演
『おかしな二人』
2009年2月17日火曜日~22日日曜日(女編4ステージ+男編4ステージ=全8ステージ)
ステージ円
公演情報
演劇集団 円

作:ニール・サイモン
訳:酒井洋子
脚色・演出:堀田真理

日時指定自由席
1,500円

べきら観劇日:
2009年2月18日水曜日19:00~(女編初日)

上演時間:1時間50分(休憩なし)

【物販】
未確認

【配布物】
・プログラム(A4/12P/一色刷り)
ちゃんと製本されています。
キャスト紹介写真のほかに、役の扮装のキャラクター写真が贅沢です。
現実の舞台上での姿とは少し異なるひともいますが……ミッキー役千葉三春さんの「制服姿」はここだけの眼福です。
・演劇集団円“円の会”へのお誘い(A4)
・円研究生募集(A4)

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