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舞台『LADY椿 鹿鳴館狂詩曲』

シリアスなおとこ芝居の劇団め組が前回3月公演『ウォーリアーズ』では初めてのコメディーを上演し、それに続く今回の8月公演ではこれも初めてとなる女性にスポットを当てた作品を打ち出しました。
『ウォーリアーズ』で会場を抱腹絶倒させるコメディーセンスをみせ、その前の客演『ロックオイル砦の決闘』で凛々しいガンマンや色っぽい男装のカラミティ・ジェーンで楽しませてくれた高橋佐織さんが、明治政府の政策のために数奇な運命を生きる女性を堂々の品格で演じました。
女性の物語とはいえ、そこはこれまで道を求める男達を描き続けてきた座付き作家・合馬百香氏のこと、男女の愛を描いても甘みを抑えて引き締まった味わいに仕上がっているのが潔く清々しいです。
我がお慕いする藤原習作さんと高橋さんのカップルがとても楽しみでした。
これまでもふたりが恋人関係を演じたことはありましたが、藤原さんはもっぱら新宮乙矢さんとのカップル(笑)がメインだったので、高橋さんとはあっさりした交流だったようにおもいます。
今回はしっかりと愛を交わしてくれて、ようやくもどかしさが払拭されました。
コメディー路線もそこかしこに継承され、若手の俳優さんが着実に育ってきているのも劇団ファンとして嬉しくなります。
入木純一さんは前回に増してときめかせてくれますし、おっとりしたイメージの又吉健介さんが真反対の顔をみせたのも新鮮でした(気合、迫力ありました)。
め組には稀少なキャラクターで気になる存在の木下好栄さんも、本来のいい味をキープしつつ広がりを得ていると感じました。
期待の剣殺陣は、時間は短いもののめ組ならではのスピードと精緻さで盛夏に胸のすくおもいをさせてもらいました(殺陣:山田一善(JET))。
『ウォーリアーズ』では抜刀なしだった新宮さんが、今回はようやく腕の冴えをみせてくれましたが、願わくばもう少し長く観たかったです。
鎖国を抜けて世界に列しようとする明治の人々の必死さがせつないですが、このときからさらに争いの歴史は続き、膨大な血が流されることになるのをおもうと胸がつまります。
これほどの犠牲を払いながら、今の日本ははたしておとなの国になれたのかどうか、8月15日を前にして気持ちが深いところに落ちていくようです。

これも初の新人俳優さんによる前説が可愛かったです。
(これまでは藤原さん、新宮さんによる影アナ、『ウォーリアーズ』では高橋さんの声も)
初日は稲垣納里子さん、劇団サイト内に彼女のブログがあります(全劇団員分あり)。
「皆さん、こんばんは!」という元気のよさは、学校上演仕込み?



劇団め組
『LADY椿 鹿鳴館狂詩曲』
公演情報
2008年8月1日金曜日~5日火曜日(全9ステージ)
SPACE107
劇場サイト

作:合馬百香
演出:与儀英一

全席指定
4.500円
学生席3.000円
※学生席は劇団のみの扱い

べきら観劇日:
2008年8月1日金曜日夜の部(初日/前説は元気あふれる稲垣納里子さん)
<観劇日追記↓>
2008年8月2日土曜日昼の部(前説は南の国出身の玉城 誠さん)
2008年8月2日土曜日夜の部(前説は美少女な山本綾乃さん)
2008年8月4日月曜日昼の部(前説はよく通る声がたのもしい河本博志さん)
2008年8月日5火曜日夜の部(千秋楽/前説は笑顔があたたかい吉葉結花さん)

上演時間:2時間(休憩なし)

【物販】
舞台写真@150円×50種類(後日郵送)
プログラム販売なし



べきらふぁいる:舞台『LADY椿 鹿鳴館狂詩曲』舞台写真→

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舞台『カリフォルニア物語』で藤原習作さんの息子役(優等生な長男テリー)を演じたHILUMAさんのブログに観劇レポがupされています。
“父と息子”のツーショット画像もあります。
HILUMAさんは『ウォーリアーズ』も観にいらして、レポと画像をブログに掲載してくださったのでした。

http://blog.livedoor.jp/hilumaheaven/archives/55115023.html

コメント

涙しながらの観劇でした

お久しぶりです、べきらさん。まるです。
私は8月1日の初日に観劇しました。
藤原習作さんは、懐深く人間味溢れるすばらしい役を演じておられましたね。
高橋佐織さんは、時代に翻弄されながらも夫を愛する女性像を気品高く、かつ悲しげに演じておられて、こころうたれました。
産まれたばかりの乳飲み子を手放すなんて、母親なら身を裂かれるほどつらいはずです。
私も息子がいるため感情移入をしてしまい、涙が止まらなくなってしまいました。
また、家族再会の場面でも涙してしまいました。涙と鼻水を流しながらの観劇でした。
入木純一さんのこころやさしい素直な役柄もとってもすてきでした。またあの笑顔の入木さんを見ることができて、本当に来てよかったと思いました。
べきらさんとこの感動の時間をご一緒できたことを嬉しく思います。

>まるさん
まるさんも初日にいらしていたのですね!
初日ならではの独特の緊張感がある、いい舞台でしたね。
入木さん、今回は殺陣がないぶん、みずみずしく豊かな感情表現をみせてくれました。
爽やかな笑顔も、おびえてとまどう表情も魅力的ですね。
2回目に観劇した2日土曜日昼の部では、あの感動の再会シーンで客席から拍手が起きました。
私は子どもがいないのですが、こんな息子がほしい♪とおもっていましました。
藤原さんが大きな愛情で彼を包み込むのも無理からぬことだと納得です。
舞踏会の乱闘シーンのあいだ、藤原さんは入木さんの手をずっと握りしめて離さないのですよね……藤原さんファンの私としては、これまで新宮さんにヤキモチをやいていたのですが(まるさんがめ組を初観劇された『ウォーリアーズ』の前までは、藤原さんと新宮さんのふたり主役状態が続いていたのです)、今回は入木さんにジェラシーを感じてしまいました(笑)
あ、もちろん高橋佐織さんも羨ましかったです!
藤原さんと高橋さんのダンス、うっとりしてしまいました。
次の11月公演はどんな物語になるのか、今から楽しみです。
奇をてらわず正攻法で人間を描くめ組の舞台作りが私は大好きです。
これからもまるさんとご一緒にめ組の舞台を観続けていきたいです。

べきらさん、私も観ました。衣装もセットも豪華で素敵でした(もちろん役者さんも)
ル・ジャンドル将軍夫妻に焦点をもうちょっと絞っても良かったかなと思いました。
でも単純に円満ハッピーエンドで終わらせないのがめ組のよいところですね!
ところでべきらさんは9/20のファンの集いに行きますか?私模試があるため行けないのです(涙)
もし参加されるようでしたら是非レポートをお願い致します。

>フェイフェイさん
貴婦人達のドレスやシャンデリアが華やかで、め組には珍しい雰囲気でしたね(←ファン歴2年しかないのに生意気ですね、笑)。
まるでオムニバス映画のようで見応えはある反面、フェイフェイさんのおっしゃる通りル・ジャンドル将軍夫妻の気持ちを描く時間が足りなかったように感じました。
「気高すぎて近づくことができない……」と将軍を嘆かせる妻・糸子が、結婚当初は拒否していた外国人の夫を徐々に愛するようになる内面の変化をみたかったとおもいます。
そして、親子3人が感動の再会をしてめでたしめでたしにせず、歴史や国民性にまで視野を広げたところがめ組らしいと、私も強く感じました。
今回は地上への階段に俳優さん達が並んでお見送りをしてくれましたが、階段がせまいので藤原さんの前を通るとき(近い!)は毎回心拍数急上昇でした(笑)
ブログも珍しく♪更新してくれましたね(相変わらずコメントの勇気がない私……)。
ファンクラブ交流会、実は私も参加できないのです!ごめんなさい!
『LADY椿』初日の3日前に案内状が届いた時点で、すでに他公演のチケットが当選確定してしまっていました。
案内状にある“交流会でしか手に入れることのできないDVDの販売”にも大いに心惹かれるのですが……せめて会報にレポが掲載されるのを期待したいとおもいます。
次は11月の『MY WAY~名もなき戦士の詩~』ですね。
め組サイトのトップページも『MY WAY』仕様に更新されましたが、私が惹かれる「硬派なめ組」が再びみられそうで、楽しみです。
フェイフェイさんにも↑まるさんにも当べきらふぁいるをご覧いただいていたことがわかりましてとても嬉しいです。
『LADY椿』レポ続編もupしたいとおもっていますので(言葉が自分のなかに「降りてくる」のに時間がかかるので、いつも遅筆になってしまいます)、どうぞまたご覧になってみてくださいね。
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