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舞台『血の婚礼』レポ

8月に入って突然体調不良に陥った原因は、どうやら暑さのなかでのタイトな観劇日程にあるらしい……演劇を観るという行為は、生身の人間のエネルギーと直接対決することなので、予想外に体力と精神力を消耗するものだということがよくわかりました。

そうはいっても観たい演目は目白押し……特に来月9月に入ると劇団スタジオライフの9月公演『夏の夜の夢』に数回(!)通う予定ですし、その合間にあれやこれやの舞台でスケジュールはびっしり……ということで、8月後半は体調回復と体力温存のため空けておこう、とおもったのですが、でもこれは見逃せない!とチケットを取ってしまったその訳は、ひとえに2年前の舞台『楡の木陰の欲望』で魅了されたパク・ソヒさんに再会したいとの気持ち一途なのでした。

TPT56
舞台『血の婚礼』
2006年8月5日(土)~8月20日(日)
ベニサン・ピット
全席指定5,250円
学生料金3,150円(TPTのみの取り扱い)

べきら観劇日
2006年8月15日(火)
夜の部
40番台(正面ブロック4列目)
上演時間(休憩なし):1時間35分

オリジナルグッズ:プログラム 500円

花びらのように綺麗な言葉の群れと清らかな声楽、若く清新な肉体で綴られる、魅惑的な詩の朗読劇でした。

べきらがスペイン語をほんの少しでも知っていたら、日本語のセリフの向こうにある、原作者フェデリコ・ガルシア・ロルカの豊かな世界をより深く理解できたろうに、と悔やまれます。

全編にわたってセリフが「詩」です。

牛島信明氏の訳による『三大悲劇集 血の婚礼 他二篇』(岩波文庫)を読むと、この戯曲がまるごと詩なのだということがよくわかります。

とくに、花嫁役・宮 菜穂子(みや・なおこ)さんのセリフの調子がとても自然で心地よく耳に入りました。

プログラム記載の経歴によれば、上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業でいらっしゃるのですね。

宮さんご自身の内側から湧き出してくるように聞こえるセリフは、やはり原語への愛情の賜物なのでしょうね。

その初々しい花嫁・宮さんを拉致してしまう罪深い男=レオナルドを演じるパクさんは、2年前の、父親の若い後妻アビー=寺島しのぶさんとの道ならぬ恋を熱演したときよりもさらに男ぶりが上がった様子で、クラクラするような男の色気を十二分に発揮して楽しませてくれました。

ピアノ、ギター、etcによる生演奏と、それに合わせて踊られるタンゴの群舞が素敵です。

皆さんダンスの素養はおありなのでしょうが、それでも限られた時間内にここまで習得されたのはやはり若さなのでしょうね。

男性でおひとり、群を抜いた技術の方がいらっしゃって、目の保養をさせていただきました。

・舞台『楡の木陰の欲望』
2004年10月17日(日)(プレビュー公演)~10月31日(日):
http://www.t1010.jp/html/calender/2004/05/05.htm
※シアター1010サイトより。寺島しのぶさんんとパク・ソヒさんが寄り添うチラシ画像あり。


・牛島信明氏による翻訳本↓




・舞踊家アントニオ・ガデス主演による映画化作品↓

血の婚礼
ビデオメーカー
発売日:2001-11-21



・朝日新聞による劇評:
2006年8月12日(土)付け夕刊(東京都23区内配布版)
P5
文化・芸能

演劇
TPT「血の婚礼」
音楽劇に仕立てた新鮮な演出

花婿とその母親が花嫁となる女性の家を訪ね、女性とその父親に対面するシーンの舞台写真(カラー)あり。

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