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舞台『LOOT~薔薇と棺桶~』レポ

劇団スタジオライフのトップ女形、及川 健(おいかわ・けん)さんの外部出演舞台。

スタジオライフ初心者のべきらは――観劇体験は『白夜行』第2部と『トーマの心臓』2006年版の2本のみ――及川さんを舞台で目の当たりにした経験はまだないのですが、舞台DVDではその可憐・清楚・華麗さに舌を巻く想いを味わいました。

・べきらが購入したスタジオライフ舞台DVDのうち、及川さん出演作品と役名:
『DRACULA』―清楚な若妻ミナ・ハーカー
『ドリアン・グレイの肖像』―悲劇の女優シヴィル・ヴェイン
『OZ(オズ)』―天才少女フィリシア・エプスタイン博士
※DVD情報→キュービットクラブ オンラインショップhttp://www.e-fanclub.com/cube/webshop/

今回の舞台『LOOT~薔薇と棺桶~』での及川さんは「男役」だったのですが、実に芯の通った、男らしい、気骨のある俳優さんなのだな、という印象を受けました。

姿は華奢で愛らしいですが、ときおり見せるしたたかな「悪」の表情が危険な香りを放って女心を捉えます。

初めて生で拝見した及川さんは、実に魅力的な「いい男」でした。

翔企画
『LOOT~薔薇と棺桶~』
2006年8月3日(木)~13日(日)
草月ホール

・翔企画 最新公演案内:
http://www.showkikaku.com/saishin.html

・草月会館サイト:
http://www.sogetsu.or.jp/hall/

・及川さんの相手役、野沢 聡(のざわ・そう)さんのブログ『野沢 聡』:
http://blog.goo.ne.jp/so-nozawa
※7月29日から8月4日までの記事に、及川さんが画像入りで登場しています(計6回)。

全席指定
S席7,500円(1、2階)
A席3,500円(3階)

べきら観劇日:
2006年8月7日(月)
SE席中央ブロック
※SA列からSF列までは、通常のA列よりも舞台側にアリーナ状態で配置される席です(↑草月ホール座席表参照)。
たしかに役者さんに近いですが、床が平土間なので、最前列でないかぎり前の人の頭に視界を遮られるきらいがあります。

上演時間2時間25分(含・休憩15分)
1幕 1時間20分
休憩 15分
2幕 50分



ちょうど1週間前に体調不良を起こして以来、ブログの更新が滞っています。

この間に『毛皮のマリー』『ASSASIN 彰義隊後日譚』を観劇しましたが(2本ともよかったです!)、レポが未完成状態です。

その前に観た『女中たち』も原作(和訳ですが)を取り寄せたところで中断してしまっています。

体調の復帰を待って順次更新したいですが、とりあえずは最新観劇の『薔薇と棺桶』を優先してupします。


↓原作者Joe Ortonの戯曲集(『LOOT』収録/“loot”の意味は「略奪品」)


↓ネタバレありレポ
及川さん(役名ハロルド、通称ハル)の見どころは、まずは↑でも述べた「ワル」い男ぶり。

劇が始まってまもなく、安寿ミラ(あんじゅ・みら)さん――ロングドレスの喪服がセクシー……でも、冒頭のキュートなナース服も捨てがたいですね――演じる看護婦フェイにみだらな生活をとがめられたときの、テーブルの上に土足を投げ出してのハルの開き直りぶりにはびっくりしました。

顔が可愛いだけに、態度のふてぶてしさがより印象的です。

もっとも、ただ悪いだけではなく、「嘘がつけない」という憎めない部分もハルにはあります。

次は野沢さん演じる親友・デニスとのかなりアヤしい「友情」。

親友にしては手を握ったり抱き合ったり、スキンシップがありすぎる――デニスが自分の肩くらいまでしかないハルをぎゅっと抱擁すると、ハルの身体がすっぽり包み込まれてしまいます。

プログラム掲載の「演出家+キャスト座談会」で、刑事役の怪優・若松武史(わかまつ・たけし)さんが、

―ハルとデニスはデキていたんですよね?―

と鋭く指摘したのに対し、演出家・鵜山 仁(うやま・ひとし)氏は

―たぶん…。―

と否定していません。

もっとも、デニスは看護婦フェイに夢中で結婚したがっており、そうなると三角関係になりそうですが、ハルとデニスの仲はすでに安定期なのか、ハルはむしろデニスを応援しているようにみえます。

身長184cmの野沢さん――舞台『アランとバディ』の頃より精悍さが増したようですね――が159cmの及川さんを軽々と姫抱きし、次いで上半身を手離して逆さ吊り、そして再び姫抱きとまるで人形のように扱うのにはひやひやしてしまいました。

野沢さんのパワーとともに及川さんの運動神経がなければできない動作ですが、これ以外にもハルの犯行(銀行強盗)を追求する刑事に暴行されるところでは、舞台の下手から上手まで一気に転がったり、ズボンの後ろウエストを掴まれてゴムまりのようにドリブル状態にされたり(バネの力!)、登場人物のなかで及川さんが一番激しい動きをこなしていました。

驚くのはこれだけ動いても及川さんの息があがらないのと、汗をかいているように見えないこと(べきらは前から5列目でしたが)。

前身ごろと袖口にフリルがたくさんついたお似合いの白いシャツも、汗で濡れているようには見えませんでした。

それから、及川さん目当てのファンを喜ばせてくれたのは、刑事から逃れようとするハルが、客席通路まで下りてきて芝居をするシーンでした。

べきら観劇日には、センターブロックの中央にある通路を、舞台端と後方出入り口の真ん中くらいまで進んで舞台上の刑事と掛け合いをしていました。

スタジオライフの公演ではなかなか望めない状況ですよね。

銀行強盗、連続殺人、そのうえ死体陵辱(死体はハルの母親です!)とかなりブラックな内容ですが、個性の際立った登場人物達とシチュエーションの巧みさでたっぷり笑わせてもらえるお洒落なコメディーでした。

一階席は9割方埋まり、ほとんどが2~3人連れの奥様方でした。

皆様安寿さんのファンでいらっしゃるご様子で、“前回に比べてよかったわ……明日も来るの?……私は次は○日よ……”ととても楽しそうです。

草月ホールは草月会館の地下1階にありますが、自然光の差し込むモダンな内装のロビーはゆったりした開放感があり、出演俳優さん達宛てのお花がそこかしこに飾られて(及川さん宛てのお花を集めたコーナーもありました)、とても素敵な雰囲気でした。

【オリジナル・グッズ情報-価格は税込み-】
・プログラム(1,000円)
↑上記でも言及した、「演出家+キャスト座談会」が読み応えあります。
かたや元宝塚男役スター、かたやスタジオライフのトップ女形という「両手に花」状態の野沢さんが若干混乱気味なのが微笑ましいです。
及川さんの研究熱心さも随所にうかがえる内容です。

・野沢さん主演舞台『パウロ』2006サウンドトラックCD(2,500円)



・安寿ミラさん情報:
http://www.flyingbox.co.jp/topics/AM/anju.htm
※所属事務所フライング・ボックス サイトより

・野沢 聡さん情報:
http://www.bicmac.co.jp/of-kuroki/talent_index/noz.htm
※所属事務所オフィスクロキ サイトより

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