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藤原習作さん『カリフォルニア物語』千秋楽舞台挨拶

舞台『カリフォルニア物語』(公式サイト)に客演、ふだんとは打って変わった新鮮な役柄で楽しませてくれた劇団め組藤原習作さんの千秋楽舞台挨拶レポです。

習作さんの俳優としての奥の深さを実感できた、ファンとして忘れられない舞台になりました。

※初日舞台挨拶レポと同様、私の記憶に基づいていますので、正確ではないところがあるかもしれません。



●2008年3月8日土曜日18時
Road 227(A)チーム千秋楽

愛する妻と息子へのせつない心情を確実に届けてくれた習作さんの歌声も今回が最後です。
最後の登場シーンで、旅立つヒースを「気をつけて行けよ」と送り出す声と表情の晴れやかさが救いでした。
ラスト曲『別れは旅立ち』を歌う下手の上部スペースで、妻シャーロット役吉田さんと何度も目線を合わせながら、愛おしそうに彼女(彼?)の背中に手をまわす見納めの姿をしっかりと記憶に焼き付けました。
Road 227チーム千秋楽舞台挨拶の立ち位置は、センターのヒース役岩さんから上手方向にテリー役三上さん、その隣がマイケル役習作さんでした。

習作さんコメント:
マイケル・スワンソンを演じました藤原習作です。
こんなにたくさんのお客様に観ていただけて、ほんとうに幸せです。
ありがとうございました。

(会場から拍手)
わたくしごとで恐縮ですが、実はわたくし、――「実は」って別に隠してるわけじゃないですけど――

わたくしごと?――習作さんのプライベート情報については、劇団め組公式サイト内の情報以外に知らない私は何がおきたのだろうとおもわず身構えてしまいました。
婚、産、退、移、などさまざまなイメージが一瞬のうちに脳内に浮かびます。
結局め組3月公演『Warriors(ウォーリアーズ)』(公演情報)の告知だったのですが、会場内も何か重大発表か?と空気が緊張したそのとき、2階席の下手側(=舞台上の習作さんから見て右側)あたりの女性から「習作さ~ん♪」と声がかかりました。
このひと声で場内の空気がほっとやわらぎ、習作さんは和やかな雰囲気のなかスムーズに告知をしていました。
この回はたまたま私も2階席(上手側)だったのですが、未知のファンの絶妙のタイミングでの声援に感謝したい気持ちになりました(客席の照明は暗いのでお姿はわかりませんでしたが)。
習作さんも驚きながらも嬉しそうな様子でした。
習作さんよりも前の順番で挨拶したカサノボーさん(この回は悪友サイファン役)が「わたくしごとで恐縮ですが、今回歌唱指導もつとめていまして……」と述べた表現を踏襲したのだとおもわれますが、さきほどまで厳格な父親だったスーツ姿の習作さんなので、観客も緊張してしまったのかもしれません。

習作さんコメント続き:
――劇団め組というところにいまして、3月26日から30日まで東京芸術劇場で『Warriors』というお芝居をやります。
幕末を舞台にしたお話です。
よろしかったらそちらのほうにもぜひ足をお運びください。
明日はわたくし、あちらの
(と、上手方向の数人先にいる石飛さんルシンダを手で指し示して)赤いミニスカート姿ではじけたいとおもいますので、明日もよろしくお願いします。

最後にようやく『Warriors』告知の機会があってよかったです。
実は習作さんが司会をつとめたチャリティ・オークション・イベント(べきらによるレポ→)のときに告知があるかと期待していたのですがそれはなく、その後別の日に2回行われたトークショーにも習作さんの登場がなかったので、2週間後という間近さで初日が開ける公演の告知の機会がないのかとやきもきしていたのです。
↑トークショーでそれぞれの今後の予定を告知した客演キャストも、この千秋楽舞台挨拶でもう一度告知していました。

公演をご覧になった方々のブログなどを拝見すると、習作さんのマイケルを賞賛してくださっている声を発見できて嬉しくなりました(もちろん、ルシンダも♪)。
藤原習作という俳優を今回初めて知った方々に、ぜひ本家め組での見違えるような武士姿の習作さんを見ていただきたいと願います。

全員の挨拶が終了して上手側袖に退場する間際、習作さんは右手をひときわ高く挙げてさきほど声がかかった2階席の方向に笑顔を送っていました。



そして翌日、ついにあの愛すべきルシンダとの別れのときです。


●2008年3月9日日曜日13時
Road 39(B)チーム千秋楽

いよいよ全公演の大千秋楽です。
この日かぎりのセリフの遊びもあり、キャスト全員の熱気が最高潮に達した「熱い」最終ステージでした。
カーテンコールでは舞台幅いっぱいに色とりどりの無数のリボンと紙ふぶきがぱーっと下りてきて、まるでくす玉を割ったような祝祭ムード満点のサプライズ演出がありました。

習作さんも前日の宣言通りこれまでにないテンションの高さで、冒頭のホテルの中年婦人の「後方でんぐり返し+着地後1回転」のスピード、ヒースが連れ込まれたリロイの部屋を嵐のように訪れて去っていくルシンダのはじけっぷり、ヒースの「く○ばばあ!」に怒って「行きましょう、マリアンヌ!」と立ち去る姉のあとを「ええ、お姉さま!」とあたふたくっついていくマイケル妹のコミカルさに、これで6回観たことになる私も、周囲のリピート客の多いスタジオライフ席のお客さんも、もう一度笑わされてしまいました。
スペイン語の男2では、私が観たなかで初めて、サングラスをはずして顔を見せてくれました。

舞台挨拶での習作さんの立ち位置は前日よりも上手よりで、隣はアレックス姿の荒木さん(センター側)とポリス姿の曽世さん(上手側)でした。

習作さんコメント:
ルシンダ・ヘイワースほかを演じました藤原習作です。
わたくし、普段は時代劇をやっているんですけれども、昨日はマイケルで
(石飛さんを手で示し)、今日はこんな感じで(と、ルシンダ初日のように両手で自分の全身をなぞって)、このギャップがたまりません!
スタジオライフ、とっても嬉しいです!


このあと、前日と同じように『Warriors』告知をして習作さんの挨拶が終わりました。
前日の「わたくしごと」という表現は使わなかったとおもいます。

マイケル姿の石飛さんが「今回、ほんとうに若い人達がたくさんで……それから、シゲルちゃん(インディアン役佐藤さん)やヒカルくん(ブッチ役カサノボーさん)が若い彼らをよくめんどうみてくれて……」と話したとき、曽世さんが「この人も忘れないで!」と言うかのように遠慮する習作さんの手をつかんで無理やり挙手させると、会場から大きな拍手が起きました。
曽世さんの気配りも、また会場全体の賛同の拍手も、ファンとしてもとても嬉しかったです。
これを受けて石飛さんも習作さんへの配慮を示します。
「今回、藤原習作さんと同じ役だったんですけれども、(習作さんが)おばちゃんのシーンとかで笑わせようとするんですよねー。もー袖に引っ込んでからたいへんでしたー。」
これに対して習作さんは「えー!そんなことないですよー!」とけっこう真剣に否定していたのが可愛かったです。

おばちゃんのシーンとは、テリーの葬儀で石飛さんマイケルを呼びつけて叱責する彼の姉妹のことですね。
習作さん演じる妹・マリアンヌはたしかにどこの親戚にもいそうなリアルなオバチャンで、悲しいシーンなのに毎回着実に客席の笑いをとっていました。
姉(曽世さん)とマイケルが真剣な話し合いをしているとき、姉の背に隠れてチョコマカしているマリアンヌの姿がいやでも目に入ってしまう石飛さんは懸命に笑いをこらえていたのですね。
そんなことないですよー、と左手を石飛さんに向かって伸ばしながらちょっと膝をかがめる仕種も、その前に曽世さんから逃れようといやいやをしながら身をよじる姿も、咄嗟の反応にもかかわらず決して「女」がくずれないのが見事でした。

トリのヒース役林さんが「照明さん、2階席3階席のお客さんの顔が見たいので客電あげてもらえますか」と言うと、会場全体が昼間のように明るくなり、習作さんも目線を上げて2~3階席を右へ左へと見渡していました。
前日の舞台挨拶のときにナイスなタイミングで声をかけてくれたファンをさがしていたのかもしれません。
劇団め組は公演終了後の「お見送り」でファンが俳優さんと直接交流することができるので、習作さんにも顔なじみのファンがたくさんいらっしゃることだろうとおもいます。
(かく申します私は「遠巻き派」なので習作さんにはまったく認知されていません。声をかける勇気などとてもありませんし、万が一お話しする事態になどなったら……たぶん緊張のあまり卒倒するとおもいます、笑)

最後に劇団Studio Life主宰・河内喜一朗氏が「このようなプロデュース公演を今後は1年に1回行っていきたい」と挨拶しました。
習作さんにもぜひまた参加してほしいです。

舞台挨拶後は、アンコールでラスト曲『別れは旅立ち』を再び全員で歌ってくれました。

なおも鳴り止まない拍手に林さんが「拳を握ってください――これからも応援してくれるかな?」と呼びかけると会場全体が「いいとも!」と応えてほんとうのお開きとなりました。

ルシンダ習作さんも両手の投げキッスを熱く会場にふるまって、会心の笑顔で上手袖に消えていきました。

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