スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

舞台『カリフォルニア物語』

「生身」であるという演劇の特性をこよなく愛している私ですが、音楽に関しては「複製鑑賞派」で、正直なところライブは苦手なのです。
でも、生バンドの表現力の豊かさはやはり素晴らしく、なつかしいポピュラー音楽に仮託して語られる恋人、親子、友達のあいだのせつない心情は、セリフが勝負のストレートプレイにはない直截さで気持ちに入り込んできました。
半分以上が外部キャストというプロデュース公演は、濃密感のあるスタジオライフワールドに新風を吹き込むことに成功しているとおもえました。
外部キャストのなかで私が心酔する藤原習作さん(劇団め組)は、社会的には成功していながら、不器用ゆえに家族への愛が湾曲して届かない父親を手堅く、深く、生きていました。
全員が歌うパートを除いて習作さんが――ライフのベテラン・藤原啓児さんと区別するために、恐れながらファーストネームで呼ばせていただきます――歌う2曲のうちの最初の曲を、え?と驚くくらい繊細に歌い出したとき、倉田 淳氏の“ミュージカルではなく音楽芝居”というニュアンスがはっきりと理解できたようにおもいます。
年齢を重ね、強権的にみえる父親も、心のなかは妻に去られた痛手や息子とのコミュニケーションがとれない淋しさで満ちていることが、習作さんの沁み入るような歌声で伝わりました。
俳優が俳優として歌う音楽は、セリフを煮詰めて結晶化したような、独特の表現力があるものだとおもいました。
音楽劇という鉱脈は、スタジオライフの活動のなかで確かな位置を占めたようです。

当日パンフレットとは別刷りの配役表が親切です。
本日石飛幸治さんが演じたインパクト絶大な(そして、とても愛らしい)いくつかの役とその扮装、行動を、明日のRoad 39チーム初日で習作さんがなさるかとおもうと、大げさでなく生きてその場にいられることの喜びを切られるほどに感じます。




テレビ東京・Studio Life・銀河劇場プロデュース公演
『カリフォルニア物語』
2008年2月27日金水曜日~3月9日日曜日(全16ステージ)
天王洲銀河劇場

原作:吉田秋生
脚本・演出:倉田 淳

全席指定
S席:一般6,500円/FC(club LIFE)6,200円
A席:一般5,500円/FC(club LIFE)5,200円
※FC(club LIFE)料金でのチケット取扱は、劇団での予約と当日券(FCカードを提示)のみ

べきら観劇日:
2008年2月27日水曜日夜の部 Road 227チーム(初日)
<↓観劇日追記>
2008年2月28日木曜日夜の部 Road 39チーム
2008年3月01日土曜日昼の部 Road 227チーム
2008年3月01日土曜日夜の部 Road 39チーム
2008年3月03日月曜日夜の部 Grade Crossingチーム
2008年3月04日火曜日夜の部 Overhead Crossingチーム(イベントレポ→こちら
2008年3月05日水曜日昼の部 Grade Crossingチーム
2008年3月06日木曜日昼の部 Overhead Crossingチーム
2008年3月08日土曜日昼の部 Road 39チーム
2008年3月08日土曜日夜の部 Road 227チーム
2008年3月09日日曜日昼の部 Road 39チーム(大千秋楽)

上演時間:2時間55分(10分休憩1回を含む)
(1幕 1時間05分、2幕 1時間40分)
※初日の2月27日は7、8分押しでスタート、カーテンコールと初日舞台挨拶が終わって午後10時15分くらいだったとおもいます。
スタジオライフ恒例の、カーテンコール後の「ポージング」はありませんでした。


【物販】
プログラム1,500円
ほかピック、リストバンド、ストラップなど
(終演後はプログラムのみ販売)
※スタジオライフの物販には俳優さんが「売り子」になります。
しかも開演前だけではなく、終演後もちゃんと売り子さんしてくれるのです。
キラキラと輝くような彼らがまっすぐ眼を見て接客してくれるのは嬉しいことにはちがいないのですが、私はこれがどうにも恥ずかしくて……美容師さんも男性は敬遠派なのです……で、あるとき、1幕と2幕のあいだの休憩時は俳優さんではなくスタッフ(たいてい女性)が売り子に立つことに気付き、それ以来もっぱら休憩のときにプログラムを購入していました。
今回のプロデュース公演でもライフの俳優さんが物販に立ってくれることがライフ公式サイトで告知されていたのですが、今回はプログラムも「限定販売」という告知もされていましたので、勇気を出して開演前の列に並び、どぎまぎしながらうら若い男優さんにプログラムを売ってもらいました(笑)
中野のウェストエンドスタジオのように見えるブロック塀風のバックで撮影された写真がとても綺麗なプログラムでした。
もっとも、今回は終演時に加えて異例なことに休憩時間にもライフの俳優さんが物販に立っていました(仲原さんと政宗さん)。

コメント

非公開コメント

プロフィール

べきら

Author:べきら
観劇の記録です。

Twitter

月別アーカイブ

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。