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舞台『ナチュラルマン』

環境破壊が進んだ結果、冬でも気温が30°を上回るようになってしまった近未来のある町に、地球を救うヒーロー・ナチュラルマンが出現するSFファンタジーです。
劇団め組公式サイト石原幸弘さんが出演なさるので初日を観に行きました。
父親にうとまれ、弟からもばかにされた挙句謀反を企てる屈折した将軍嫡男(『鬼夜叉』2007年)や薩摩藩士・人斬り半次郎こと桐野利秋(きりのとしあき)(『戊辰残照』2007年)が印象的だった石原さんは、出演場面は少なくても不思議な存在感と安定感があります。

温暖化、二酸化炭素排出量削減、リサイクルなどタイムリーな素材が登場するので、なんらかの提案や独自の切り口を期待したくなりますが、主眼はさまざまなかたちの愛の物語なのでした。
小さな舞台に11名の元気な男優さん、女優さんが活躍する明るく楽しい舞台でした。
俳優さんはひとりひとりの個性がくっきりしていてとても魅力がありますが、なかでも素川直人役中谷 圭さんの人間離れ度が際立っていて、演出も兼ねる滝沢明弘さんとのやりとりは爆笑ものでした。
敢えてチープ感を出したセットとは対照的に女優陣の衣装が素敵で、とくに渚役坂井紀里子さんのファッションが可愛かったです(あと、細かい点では亜希子役長谷川麻耶さんの「戦闘服」が、ミリタリーなのにベストの衿がフリルになっているのが洒落ていました)。
何組かの愛が笑いと涙とともに地球の危機に向かって集結していくのですが、石原さんの「愛」がもっともおとなしかったのが個人的にはもどかしい感じでした。
もっとも、ほかの組が激しく濃厚なので、石原さん演じる学(まなぶ)さんはすべてを受け止める立場の人なのかもしれません。
控え目とはいえ笑いのセンスと間はなかなかのもので、め組では見られない顔を楽しませてもらえました。
(私としては、石原さんの「晴彦」を観てみたいです。)
初日のせいか台詞やノリがいまひとつなところもありましたが、ステージを重ねればテンポよく突っ走る感じが出て来ることでしょう。



どて劇団公式サイト
第6回公演
『ナチュラルマン』
2008年1月16日水曜日~20日日曜日(6+追加公演1=全7ステージ)
劇場MOMO

脚本:川口清人
演出:滝沢明弘

全席自由
前売り3,000円
当日3,500円
小学生以下1,000円
※ヒーローテイストがあるとはいえ本質的にはおとなの芝居ですから、小さな子どもさんにはつらいかもしれません。

べきら観劇日:
2008年1月16日水曜日夜の部(初日)

上演時間:1時間50分超(休憩なし)
※19時5分に石原さんの前説が始まり、同10分頃にスタート、カーテンコールののちに滝沢氏の挨拶があってすべてが終了したのが21時5分くらいだったとおもいます。

【物販】
未確認

【当日パンフレット】
B5/4P
代表・滝沢明弘氏の挨拶文
カラー顔写真入りキャスト紹介(役名・名前を俳優各自直筆で)
キャストによるヒーロー座談会
出演者の今後の予定
スタッフ表
※キャスト数が総勢11名なところから全体がサッカー風に作られています。
次回公演の告知が見当たらないのが残念(せめて時期だけでも)。
席置きチラシのなかに劇団め組の3月公演『 W a r r i o r s』のチラシがありました。
絵柄は劇団サイトのトップページになっているサイケデリックなモチーフと同じです。
め組歴1年半ほどの私はまったく知らないのですが、1999~2000年頃に上演されていた任侠ものの「侠-OTOKO-シリーズ」(劇団サイトのWorks-公演作品一覧に舞台画像があります)の幕末篇とのことで、私が知っているシリアス時代劇路線とはひと味違うめ組が観られそうで楽しみです。
ちなみに、この3月公演に石原さんの出演がないのは残念です――どうりで、『ナチュラルマン』当日パンフレットの「出演者の今後の予定」に石原さんの名前がないはずなのでした。

さらに同チラシによれば、め組8月公演は『LADY・椿~鹿鳴館狂想曲(ラプソディ)』(2008年8月1日金曜日~5日火曜日/スペース107)とのことです。
座付き作家・合馬百香氏が劇団サイト内Momo Collectionで表明した年間計画では、8月公演は女性達が活躍する舞台になるとのことですので、おとこ芝居のめ組に新境地が開拓されるのかもしれません。
昨2007年の11月公演『義経x2(エックスツー)』では、ふたりの義経をはじめとする個性豊かな男優陣に拮抗して、金売吉次(高橋佐織さん)、北条政子(清水祐美子さん)、郷(さと)御前(八島未来さん)のベテラン女優陣が引けを取らない存在感を見せていましたから、今年の夏は彼女達の魅力が花開くシーンに期待したいとおもいます。

また、どて劇団やめ組とはとりあえず関係ないのですが、今年2008年3月日暮里にオープンする劇場「d-倉庫」公式サイトの杮落とし公演こちらチラシが入っていたのに注目しました。
これまで小劇場といえば下北沢、新宿、池袋など東京の西地区が主流でしたが、王子小劇場、pit 北/区域、シアターΧ(カイ)、ベニサン・ピット、ステージ円など東地区も健闘していますので、d-倉庫にもぜひ行ってみたいです。

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