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舞台『夏の夜の夢』劇団優先電話予約

演劇のチケットを手に入れる方法はいろいろありますが、べきらは基本的にインターネット予約を利用しています。

よく耳にする、「電話をかけ続けてチケットを確保する」という方法は、電話をかけ続ける手間は厭わないのですが、「人と電話で話す」のがおっくうで敬遠してきました。

本日2006年7月29日(土)は、劇団スタジオライフ『夏の夜の夢』(2006年9月公演)の劇団優先電話予約日でした。

やはり、ファンとなったからには千秋楽を観たい――

先だって7月1日(土)~4日(火)にかけて行われた「ファンクラブ限定最優先予約」にあえなく落選、各プレイガイドの先行予約にもことごとく落選(A、Bチームとも)、かくなるうえは忌避してきた「電話予約」に本日挑戦しようとしたところが、今日は笠原浩夫さん・青木隆博さん出演の舞台『森は生きている』昼の部観劇日だったのでした。

妖精パックを演じる小野健太郎さんの夢見微笑が印刷された「劇団優先電話予約のお知らせ」ハガキに記された、本日のFC会員限定受付時間は10:00~13:00――『森は~』は12:30開演、15:00終演――べきらは10:00にはすでに移動途中で電話はかけられません。

抱腹絶倒に笑わせると同時に絶妙の歌とダンスで魅了してくれた笠原さん・青木さん親子を堪能して全労災ホールを離れ、ようやく落ち着いた17:00頃になって、改めてFC&一般電話受付に挑戦してみました。

劇団優先電話予約:
2006年7月29日(土)
10:00~13:00 FC会員限定
15:00~19:00 FC&一般

加入電話で10回、20回とかけ続けてもツー、ツーという「話し中」音がむなしく響くだけです。

まるで「お前などいらない」、と拒絶されているようです。

ヒロインの娘を虐待していた継母(笠原さん)と義姉(青木さん)は、報いを受けて酷い境遇に落ちるのですが、娘の慈悲深い心はふたりを赦し受け入れ、将来的な救いの可能性も示唆されます。

身から出たさびに恐れおののき、庇いあい抱き合う笠原・青木親子の様子を思い出しながら、締め切り時間の19:00まであと10分をきったとき、ふと気が向いて携帯でかけてみたところ……

――はい、『夏の夜の夢』優先電話予約です♪――

言葉のはっきりとした、爽やかな応対の青年の声が返ってきて、驚きのあまりおもわず黙り込んでしまいました。

――もしもし?――

――あの、よやくを……――

もう電話はつながらないものとあきらめていたので、しどろもどろになってしまいましたが、正確でホスピタリティあふれる青年の対応のおかげで、苦手な電話を気持ちよく終えることができました。

結局千秋楽は両チームとも受付終了でしたが、先日の最優先予約で落選した「トーク日」(終演後に主要キャストによるトーク有)を予約することができました。

――わたくし、○○がお受けしました――

と最後にきちんと名乗った青年の声に、

――○○さまですね、ありがとうございました――

と反復して電話を切ったあと、

この名前、どこかで聞いたことがある……とおもったら、

2005年オーディション入団組で、今年2006年1月に初舞台を踏んだ「Fresh」メンバーのひとり、政宗(まさむね)さんでした。

・政宗さん情報:
http://www.studio-life.com/member/team/Fresh.html
※劇団スタジオライフ サイトより。男性4人画像のうち、政宗さんは右下。

スタジオライフの脚本・演出家であり、唯一の女性である倉田 淳さんがあるインタビューで、役者に期待することとして、

個性的であること以前に、まず嫌な感覚を人に与えずに、ふつうに会話ができること――

と述べていましたが、その倉田さんの意思は年若い新人のなかにしっかりと具現化されていることを実感しました。

コメント

まあ役者さんがテレオペやってらしたんですか(^o^;) ファンにはたまらんものがありますね。
もっとも「弱小」劇団となるとホントに役者も裏方もへったくれもなく総力戦で運営にあたっているとは聞きますが。。。確かに電話応対は刮舌ももちろんながら、応対の間やとっさの判断など、役者修業の一環じゃよ、というカンジもしますね。

私の勤め先にもコールセンターがあり、たくさんのテレオペさんが働いています。が、中に一人、若い男性でめちゃくちゃ「声がいい」人がいて、その人の声を聞いてると思わずうっとり♪してしまい(^_^; ウチら入力班の手が思わずおろそかに、なんてミラクルヴォイスな人がいます。
勝手に想像した中に、「彼は実はあまり売れてない(失敬)俳優さんで、俳優仕事のない時は時給のいいテレオペ仕事で鍛錬と実益を兼ねている。いやもしやあのベルベットヴォイスっぷりは声優さんかも知れん」とか、「彼は実はホテル就職を目指す学生さんで、ホスピタリティの研鑚のため、日々テレオペ仕事で以下同文」…などなど憶測しとります。

声がいいと言えば森本レオさんですが、彼は緩急が本当に巧いですよね。
政宗さんにもよりよい俳優さんになってほしいものです(*^^*)

>辰巳さん
なぜ電話が苦手かというと、実はべきら自信もオペレーター経験がありまして、ほとほと懲りた思い出があるからなのです。
経費節減のため専任オペレーターさんを雇わない会社の方針で、現場要員達(含・べきら)が交代でお問い合わせ対応に当たっていました。
通常の商品購入や「よくある質問」はインターネットで処理されるため、電話で寄せられるのはイレギュラーな事態やクレームが多く、もちろんそれらへの対応も重要な業務ですので、誠心誠意お話をうかがってなんとか最後には納得していただくように努力していましたが、最初から噛み付くようにけんか腰の方は処置なしでした。
それ以来、プライベートでは電話はかけることも受けることもなるべくしたくない人になってしまったのですが、今回の政宗さんの誠実な対応には安心しました。
しどろもどろのべきらの話も最後まできちんと聞いてくれ、マニュアル外の質問にもいやそうな顔ならぬいやそうな声音になることなく答えてくれ……まさに辰巳さんおっしゃるところの「間」と「とっさの判断」の素晴らしさでした。
そのうえ、さすが舞台で鍛えているだけあって、声も話し方もはっきりしていると同時に艶があって素敵♪……もっとよく味わって聞けばよかったと後悔しています(笑)
なお、翌日30日(日)は一般プレイガイド発売日でしたが、受付開始時刻の10分後にようやくチケットサイトにつながったときには、お目当ての千秋楽は両チームとも完売でした。

森本レオさんの品格、奥行き、色気、知性、包容力を備えた美声は悶絶ものですね。
人形劇『三国志』に登場する諸葛孔明の「殿、……」という高貴な声はいまでも耳に残っています。
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