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朝日新聞に舞台『ヴェニスの商人』新解釈の記事

開幕を1週間後に控えた舞台『ヴェニスの商人』(2007年8月17日金曜日~9月30日日曜日 天王洲銀河劇場)の紹介記事が朝日新聞に掲載されたました。
英国から招かれた演出家グレゴリー・ドーラン氏が記事中のコメントでアントーニオとバサーニオの関係について斬新な解釈を示していて、ここのところにの猛暑に萎えかかっていた観劇意欲がにわかに(!)鼓舞されました。

昨2006年6月頃から月5~6本のペースで(多いときは7~8本)演劇を観るようになりましたが、「某日某劇場に定刻までに席に着く」というシンプルな観劇の基本原則が意外に気力と体力を要求するものだということに気付いたのは昨夏に数年ぶりで体調を崩したときでした。
あれも観たい、これも観たい、と時間のあるかぎりチケットを取ってしまった結果、仕事帰りに暑さにあえぎながら劇場に駆け込むことが続いた挙句のある公演で気分が悪くなり、もう少しで芝居の流れを中断してしまいかねない事態になってしまったのです。
結局かろうじて持ちこたえましたが、――その公演が胸に迫る素晴らしさだったので、感動因子が奮い立たせてくれたのだとおもいます――それまでは暑さにも寒さにも比較的強く、粗衣粗食(?)にも耐える持久力が秘かな自慢だっただけにこれはショックでした。
そこで、今年の盛夏は「なにがなんでも観たい」演目を除いては、原則として観劇はお休みすることにしたのです。
その「なにがなんでも観たい」筆頭の劇団め組夏公演(今年は『戊辰残照』再演 8月3日金曜日~5日日曜日 紀伊国屋サザンシアター )を初日から千秋楽まで全5ステージ見納めてからは嘘のように観劇予定のない日々が続くことになったわけですが、この『ヴェニスの商人』もまたなんとしても見逃すのが惜しくて結局チケットを取ってしまいました――なにせ、藤原竜也さんと寺島しのぶさんの組み合わせなのですから。
それにしても連日の東京圏のこの厳しい暑さ……果たして(私の活動圏からは遠い)天王洲銀河劇場へ無事に行って帰ってこられるのか、遠方から駆けつけられる方々の私などに倍するご負担に敬意を表しつつも、不安が膨らむばかり……そこにこの朝日の記事が掲載され、一読後、単純にも俄然楽しみな気持ちが湧き上がってきました。
やはり有用な動機付けこそ最大のエネルギー源だと改めて認識した次第です。

藤原竜也さんの舞台でやはり「え!そうだったの!?」と驚かされたのが『オレステス』(2006年9月6日水曜日~10月1日日曜日 Bunkamuraシアターコクーン 公演情報)でのオレステス(藤原さん)とピュラデス(北村有起哉さん)の関係でした。
ピュラデスはオレステスの姉エレクトラ(中嶋朋子さん)と結ばれるはずなのに、どうにもオレステスに密着しすぎる……母殺しの自責の念に駆られ、心身ともに疲弊しきったオレステスを抱きしめくちづけ(額に、ですが)、……幸運にも通路際の席を当てた私は、半裸でびしょぬれ(ほんものの水が大量に舞台上に降りそそぐ演出でした)の竜也さんを抱きかかえて目の前を通り過ぎる北村さんピュラデスになんとも浪漫なときめきを感じずにはいられませんでした。
結局、れんが書房新社発行の戯曲本『オレステス』の解説文中で、訳者・山形治江氏が「確かに(ピュラデスとオレステスの)二人は、由緒正しき理想的な同性愛のカップルである。」と明言されているのを読むに及んで、驚くとともにあのときめきは的を得ていたのだと確信したのでした。

このたびの藤原さんバサーニオに対するのは、西岡徳馬さん演じるアントーニオだそうです。
バサーニオが求婚するポーシャの寺島しのぶさんとともに、どのような人間関係が表現されるのか、またとない観劇機会を暑さに負けずにしっかりと味わいたいとおもいます。



・朝日新聞2007年8月9日木曜日付け夕刊9面(東京23区配布版):
偏見問う市村シャイロック 「ヴェニスの商人」演出は英のドーラン

・asahi.comより:
http://www.asahi.com/culture/stage/theater/TKY200708090215.html

・ホリプロ サイトによる公演情報:
http://www.horipro.co.jp/ticket/kouen.cgi?Detail=90


新訳 ヴェニスの商人



オレステス

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