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雑誌『papyrus』13号に小劇場特集

幻冬舎の隔月発刊雑誌『papyrus』最新号に掲載の小劇場特集がとてもよく整理されていて、小劇場界早わかりのガイドとして役立ちます。

雑誌『papyrus』Vol.13 2007年8月号
幻冬舎
定価:730円(本体価格 695円)
出版日:2007年6月28日
公式サイト:http://www.g-papyrus.jp/

P78~
特集4 小劇場には“今”がある。

とくに有用なのがP80、81見開きの「演劇界がひと目でわかる 07年版劇団相関図」です。
この1年間手探り状態でいろいろな演劇を観てきましたが、すでに観たことのある劇団あり、噂に聞くだけで未見の劇団あり、聞いたこともないところあり、それらの位置関係や客演による結びつきが一目瞭然に図解されています。

「若手演劇人8名、渋谷の焼き鳥屋に集合」も、力のある雑誌による音頭取りがあって初めて実現したとおもわれる豪華な顔ぶれです。
和やかに話し合いが進むなか、(記事的に盛り上げるために)ケンカとかしなくていいんですか?と編集側に過激な気配りを示す某アングラ系劇団の女性主宰者の発言がさすがのコワさです。



この雑誌を定期購読するようになったのは、小劇場観劇ブログのなかでもユニークな存在である『藤田一樹の観劇レポート』主宰・藤田一樹さんのコラム連載がスタートしたときからでした。
なにがユニークかというと、藤田さんは中学生でありながらさまざまな舞台芸術を観続け、おとな顔負けの的確な文章力でみずみずしい感想をupしているのです。
かなり「通」な小劇場演劇からオペラ、バレエまでそのカバー領域は広範で、なかでも男優劇団Studio Lifeまで経験しているのには感激しました(こちらこちら)。
ただし、いまひとつなじめなかったようですが……中学生男子では無理からぬことでしょうね、正直な感想を好ましくおもいました。
観劇はお金がかかる趣味ですが、学生席や割引システムを有効に利用し、オペラやバレエなどの高額な演目の場合は3階席の安い席で鑑賞するなど学生さんらしい質素さに好感が持てます。
謙虚でありながら自分の視点をちゃんと保っている文章は脱帽もので、ブログ更新を楽しみにしています。
今の演劇界をリードする主要な作品をはずさずに押さえているその選択眼の確かさにも感心してしまいます。
これは記事のなかにたまにちらりと登場する父上の後見がしっかりしているのではと勝手に想像しています。
藤田さんの『papyrus』連載コラムのタイトルは、以前は「カリスマ中学生ブロガー藤田一樹の~」だったのが、今号では「カリスマ高校生ブロガー藤田一樹のいまこれが観たい!」(P237)になっていました。
どうやら高校に進学されたようですね。
連載4回目になる今回のコラムで藤田さんが推薦したのは、三谷幸喜の『笑いの大学』をイギリス人が表現する『The Last Laugh(ラスト・ラフ)』(公式サイト)でした。
なかなかにシブい、演劇通らしい選択です。
これは『papyrus』への要望ですが、コラムのタイトルと掲載ページをぜひとも目次に載せていただきたいです。
「EAT ENTERTAINMENT」という注目の新刊書や映画、音楽を集めたコーナーのなかにあることがわからなかった最初のうちは、かなり探してしまいました。
あと、文字数をもっと増やしてほしいです。
飾らない自分の言葉で綴る藤田さんの率直な観劇感想をブログ、コラムともにこれからも楽しみにしていきたいとおもいます。

Studio Lifeファンの私としては、いつか藤田さんに同劇団の代表作『トーマの心臓』(萩尾望都原作)を観ていただきたいです。
そして、おとなになったらぜひ『LILIES』(ミシェル・マルク・ブシャール原作)を。


トーマの心臓

Lilies or Revival of a Romantic Drama

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