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舞台『軍鶏307』

昨2006年10月の『海猫街(うみねこがい)』でその迫力と熱さに魅了されてしまった劇団桟敷童子の、待ちわびていた新作です(2007年2月の番外公演は未見)。
前回はベニサンピットの濃密で高さのある空間を存分に使った崖や大嵐のシーンに息を呑むほど圧倒され、今回は広大な倉庫空間を活かしたクライマックスが圧巻でした。
日露戦争、第二次大戦と大きな力に呑み込まれ、虐げられる弱者の叫びに肩をがくがくと揺さぶられるようです。
こういうことが、たしかに何十年か前の日本に起きていた、そして、なにかの拍子にいつまた起きるかわからないのだとおもうと震撼する想いです。
本来は5月17日木曜日が初日だったところ、出演者の怪我のため20日日曜日昼の部までの5ステージが中止になりました。
私は中止になった回を申し込んで入金し、チケットがすでに届いていたのですが、劇団から連絡があり、希望日に振り替えてもらうことができました。
トラブルは起きるときには起きてしまうもの、大切なのはどう対応して修復するかにありますが、今回の中止対応は誠実さの感じられる、きちんとしたものでした。
桟敷童子のホスピタリティの「体温の高さ」は特筆すべきものがありますが、観劇当日も恒例の俳優さん達による受付・案内体勢がきびきびと行われていました。
振り替えであることを告げると、丁重な謝罪をされてかえって恐縮してしまいました。
なお、劇場ではないので足元は平坦ではありません(カラーテープを貼る、シートを敷くなど配慮はされていますが)。
女性はタイトスカートやヒールの高い靴は避けたほうがよいとおもいます。
あと、冷房が入らないらしく、私が観劇した日は場内がかなり暑くなりました。
開演前にも「脱げる上着は今のうち脱いでおいてください」という珍しい前説(笑)がありました。
客席内の上手側下手側の壁に扇風機が2~3台取り付けられていて、場面転換の都度こまめに回してくれたので壁近くに座った私は助かったものの、中央付近の観客はかなり暑そうでアンケート用紙の台紙をはたはたと扇ぎながら観ていました。
整った設備でなくとも、渾身のエネルギーが注がれた迫力の芝居が多少のことは吹き飛ばしてくれます。
真っ暗な倉庫に、鈴木めぐみさん演じる「メンドリさん」の姿が浮かび上がったときには胸が熱くなりました。
汗と涙で化粧は剥げ落ちますが(笑)、観る価値のある舞台です。



劇団桟敷童子
『軍鶏307(しゃもさんまるなな)』
2007年5月21日月曜日~27日日曜日
(5月20日日曜日夜の部は貸切)
鈴木興産株式会社2号倉庫内特設劇場(すみだパークスタジオ)

作:サジキドウジ
演出:東 憲司

全席自由 日時指定 予約番号順に入場
前売り2,800円 学割 2,300円(劇団前売のみ、当日受付にて学生証を提示) 当日3,300円

べきら観劇日:2007年5月23日水曜日昼の部
 
上演時間:1時間50分

【物販】
なし
配役表、スタッフ表、東 憲司氏によるコメント、劇中歌歌詞、次回公演案内、劇団員外部公演情報など記載のB4二つ折りパンフレットを無料配布
ザラ紙(再生紙?)にモノクロという質素さが桟敷童子らしく斬新



・劇団による公演情報:
http://www8.plala.or.jp/s-douji/16_307_yokoku.html

・劇団による『海猫街』公演記録(舞台写真あり):http://www8.plala.or.jp/s-douji/kouenkiroku/15_umi/15_umi.html


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