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舞台『0:44(ゼロヨンヨン)の終電車』

いくつかの階段が組み合わされたアミューズメントパークのような舞台空間を総勢25名の役者さん達がとにかく走ること走ること!――“電撃の100幕劇”というコピーの通り、一見バラバラの細かいエピソードがパズルのように組み合わされ、ひとつの結末に向かっってまとまっていくその過程が見どころになる芝居でした。
とにかく冒頭から大勢の人達がむやみやたらと走り回るのがめまぐるしく、正直なところ途中でやや疲れてしまったのですが、話が見えてきた中盤からは集束感が強まって一気にラストまで持っていかれたかんじでした。
役者さん達の消耗度はたいへんだったでしょうが、あれだけドタバタしながら見終わってみればしっとりした情感が胸に残っているのは、主役・小沢和之さんの、落ち着いたおとなの男の魅力ゆえなのでしょう。

劇団6番シード(以下、6C)の舞台は昨2006年11月の『かりすま』(シアターVアカサカ)以来これで2度目です。
前回と比べて、今回はひとりひとりの個性がくっきりと見えました。
前回『かりすま』では、とくに女優陣――なかでも“女郎さん”グループの人達――については、終演後にカラー写真入り配役表を見てもどれが誰だったか判別できなかった(ダブルキャストだったので余計に混乱……)のですが、今回はちゃんとわかりました。
『かりすま』は6C初の時代劇だったそうで、色柄はちがっても基本構造は同一のきもの、似たようなヘアスタイルで個性の違いを際立たせるのはなかなかにむずかしかったのかもしれません。
今回は今現在の新宿が舞台ですので、みんな自然で活き活きしていました。
とくに楽しませてくれたのは、椎名亜音さんの衣装替えでした(私としては、「ジャージスタイル」がいちばん可愛いとおもいました)。

いわゆる小劇場演劇の若い劇団スタッフはとても一生懸命で、コンビニでたまにみかける同世代のやる気のなさそうなアルバイト店員とは対照的に、受付や座席案内も実に誠実に応対してくれます(ごくわずかながら例外的劇団もありますが)。
6Cのスタッフも男女とも感じがよく、とくに6Cならではだとおもうのが、座席案内の男性がほんとうにその指定席のところまで先導してくれて「こちらのお席です」と指し示してくれることです。
(※基本的には自由席ですが、一部が指定席になっています/料金は自由席・指定席(いずれも前売り)とも同じというところがまた良心的。)
椅子に表示されている座席番号はたいてい小さく、客席内は薄暗くて段差もあるので、視力があまりよくないべきらはどの劇場でもなるべく案内をお願いすることにしているのですが、ほとんどの場合は通路を○列まで連れてきてくれたところで「こちらの手前から○番目です」までの案内です。
もちろん、それだけでもとてもありがたいのですが、6Cの場合は○列の○番目の座席のところまでスタッフが一緒に行ってくれるので、間違える可能性はほとんどゼロになりますし、安全面でも安心です。
私が座席に着くと、彼はそのまま先へ進んで向こう側の通路に出、次の客の案内を始めます。
向こう側に通路がない場合、つまり壁まで座席の一方通行のときはどうするのか、またすでに着席しているお客さんにとって、ひとり(自分よりあとから来た客)ならずふたり(客+スタッフ)が膝前を通るのはどうなのかという問題はあるかとおもいますが、私としては、このやり方をとてもありがたく、これからも続けてほしいとおもっています(なるべく開場時間直後の空いているときに席に入るよう心がけています)。




劇団6番シード第31回公演
『0:44(ゼロヨンヨン)の終電車』
2007年4月19日木曜日~22日日曜日
東京芸術劇場小ホール1

作・演出:松本陽一

前売り3,200円 当日3,500円
全席自由(一部指定席あり)

べきら観劇日:2007年4月22日日曜日(千秋楽)

上演時間:約2時間30分(休憩なし)

・劇団公式サイト:
http://www.6banceed.com/index.htm

【物販】
本公演DVD予約:2,980円
(特典DISC付、送料込み、2007年6月1日以降発送予定)

オリジナル曲CD『蒼天』(価格未確認)

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