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舞台写真の楽しみ

追記あり

麻実れいさんが現代版・六条御息所を演じた舞台『AOI/KOMACHI』(べきらによるレポ→)の余韻を味わいながら帰宅した4月11日水曜日の深夜、ポストには先週観た舞台『鬼夜叉』(→)の舞台写真が劇団め組から届いていました。
50種類@150円で郵送料は劇団が負担してくれます。
毎ステージの終演後にロビーに貼り出され、1枚からバラ売りされていましたが、め組ファンであるべきらは全種類を1枚ずつというおとな買い(!)をしてしまいました。
千秋楽から1週間と、まだ体内に感動の熱さが残っているうちに発送してくれた劇団スタッフに感謝します。

恋人の心変わりへの恨みと嫉妬に狂う六条御息所、失われた若さに執着する卒塔婆小町と、女の「業」を描き出す能を大成させたのは世阿弥です。
その世阿弥をモデルにした『鬼夜叉』は、『AOI/KOMACHI』とは対照的に、将軍(足利義満がモデル)への一途な忠義と愛を貫く青年・鬼夜叉の純愛物語として描かれていました。
六条御息所と卒塔婆小町の存在は、女なら誰でも(私自身も含めて)心のうちに棲まわせているとおもいます。
それがわかっているだけに、自分に執着するどころか親も仲間も、自分という存在のアイデンティティーである一族の使命をも捨てて恋を成就させようとする鬼夜叉のひたむきさにこれほどに魅了されてしまったのだとおもいます。

現代人であり女である自分には体験できない、遠い室町時代の貴族社会での男性同士の恋愛への憧憬に心はすっかり占領され、初日・千秋楽を含めて3回観てもなお飽き足りないほどだったので、50枚の舞台写真はこれからいつでも鬼夜叉ワールドの思い出に浸れる嬉しい手がかりです。
同舞台の観劇レポを作成中ですが、衣装で確認したかったところも写っていて、資料としても貴重です。

紙焼きといえども画像を配布することは、知的財産権に関する認識がまだまだ甘く、インターネットによって誰もが諸刃のような情報発信力を気軽に発揮できてしまう現状では勇気がいることだとおもいます。
スタッフの手間もたいへんでしょうけれども、め組にはどうかこれからもファンのために舞台写真の販売を続けてほしいと願います。

・べきらによる舞台『鬼夜叉』観劇レポ→



<追記>2007-11-09
↓コメント欄で私・べきらが言及した、劇団公式サイト内での舞台写真upがようやく始まりました。こちら

コメント

男子の本懐

べきらさん、こんばんは♪
 『鬼夜叉』へのべきらさんの感動をここでまた深く確認し、その美しさを空想しています。
生写真を販売されるなんて、『め組』さんは本当に意欲的なグループですね。
ファンにはそれ以上の喜びは無いでしょう!
お羨ましいようです。

 私は前にも申したように、生憎演劇には殆ど造詣がございません。映画やドラマも、好んで観る方では無いです。
一人の役者さんにずーっと惚れ込んだりしたことも、あまり無くて…。と言うのも、私のターゲットがたいていその“キャラクターそのもの”なので、同じ俳優さんでも“どういうキャラを演じているか”で興味の対象から外れてしまいます。
 ですから逆にこの『鬼夜叉』のように、演じる方々のお名前さえ知らなくても、演目のテーマにおいて私の心を引っ張って行くものがあります。(『風林火山』の幸太朗さん然り、『蔦模様恩愛御書』然り!)

 このお作品の内容とべきらさんのご評価を読ませて頂いてすぐ、私の中に浮かんだのが“男子の本懐”という言葉。それは武士の“仇討ち”とかだけでなく、生涯をかけても貫き通したい“愛”や“絆”に言えますよね?鬼夜叉のように。
 べきらさんのご指摘同様、私ども“雌性”の本能が持つ恋愛の情念(or血縁の契り?)とは別の所にある“雄性”の精神愛(或いは心身不可分の魂の契り)は憧れずにおられません!
武士階級ならば晴信と源五郎主従が言うまでも無く。
他に私の追求する、平安末期の公卿・藤原頼長と随身の秦公春。
また芸道の師弟なら、俳聖・芭蕉と愛弟子・坪井杜国(つぼいとこく)も。
そうした、あまりものに描かれていない史実(と考えられる例)を探って行って、現代の私達が体現出来ない契りの数々に感銘を受けたのでした。
 むろん、小説にも芝居にもあまりはっきり表現されていない事例で、鑑賞も評価もままなりません。
が、私にとって決して捨て置けぬ事象として、長く留まり続けています。

 なので『め組』さんの演目として意欲的な舞台に表現されたり、お写真でリアルに残されたりするのは、羨望の限りです。
そこからべきらさんの汲み取られた“愛のかたち”への感動が、よりいっそう語り継がれますよう願って止みません。

 なお今後私に、舞台演劇(or演技というモノ)をちゃんと鑑賞できる日が来るかわかりませんが、とりあえずは『蔦模様…』が東京で再演されるのを待っています。
是非にも観たいです~~!!

>莉緒さん
相変わらずの遅筆でご返信が遅くなってしまい、すみませんでした。
このたびも莉緒さんの博識をご提供いただきまして恐縮しております。
公卿・藤原頼長と随身の秦公春――
俳聖・芭蕉と愛弟子・坪井杜国(つぼいとこく)――
いずれの間柄も初めて知りました。
世に名高い「織田信長と森蘭丸」以外にも、男性同士の強い結びつきは歴史のなかでさまざまに存在していたのですね。
「武田信玄と香坂弾正」のことは今年のNHK大河ドラマ『風林火山』で初めて知りましたし、「伊達政宗と只野作十郎」のことも先日莉緒さんに教えていただくまでよく知りませんでした。
劇団め組の関係者の方がここをご覧になっていたら、ぜひ↑上記の素材を新作舞台のヒントにしていただきたいとおもいます。
『蔦模様血染御書』も、いっそのことめ組が演じてくれたら歌舞伎に負けず劣らずの素晴らしい舞台になるだろうに、と夢想しています(権利関係がいろいろがあって実現はむずかしそうですが)。

なお、劇団め組の舞台画像は劇団公式サイトでも見ることができます。
ただ、先日の『鬼夜叉』については、本コメント投稿時ではまだupされていません。
べきらが過去に観劇した2作(『Assassin(アサシン)彰義隊後日譚』、『傀儡KUGUTSU~忘れ得ぬ面影の総司』)のときは、公演終了後1カ月くらいで舞台画像がupされていたと記憶しています。
販売写真とはまた違う画像が掲載されるので、upを楽しみにしています。

※劇団公式サイト:
http://www.yogipro.co.jp/index.shtml

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