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舞台『俺を縛れ!』アフタートーク

王子小劇場で開催中の佐藤佐吉演劇祭2008の第1弾だった柿喰う客『俺を縛れ!』のアフタートークのレポです。
当時のメモをもとに、私の記憶に残ったことを再現しました。
表現、言い回しなどは実際とは異なるところが多いとおもいますし、聞き漏らしたこともたくさんあるとおもいます。
本編終演後、5分程度の休憩をはさんで開始しました。
満席の半分以上の人が席を立ちましたが、電話など用を済ませて結果的に4分の3くらいがもどってきました。
トークは20分間くらいだったとおもいます。
ふたつ並んだ黒い円盤の下手側に置かれた椅子に司会の王子小劇場スタッフ・トヨネ氏が着席、上手側に2脚が並べて置かれた中央よりに劇団代表・中屋敷法仁氏、その隣には大あばれの軍事コンサルタント・族谷軍兵衛(やからやぐんべえ)役をつとめたあげた玉置玲央氏が並んで座りました。
右半球スキンヘッド、左半球肩までのロングという軍兵衛のエキセントリックな髪型がかつらではないことに衝撃を受けました。
玉置氏は左胸に「柿」のロゴマークが入った黒Tシャツ、中屋敷氏は白っぽい服でした。

観劇日:2008年6月26日木曜日昼の部
本編レポ→


(敬称略)
トヨネ:
今回はロングラン(13日間18ステージ)ですね――

中屋敷:
2,000人くらい入る劇場で1回だけやるというのが一番いいんですよね。
スタッフもストレスたまらないし。
(ロングランは)俳優も体力的にたいへんですが、俳優は人間ではないので、体力がないとはいってはいけないのです。

※「人間ではない」については、トヨネ氏が「お客さんに誤解があるといけないので」と気遣ってさらなる説明を促していました。
要するに白鳥の水面下のしんどさや苦労を観客に気付かせてはいけない、ということだったとおもいます。

トヨネ:
柿喰う客では、稽古で体力づくりや筋トレはやらないんですよね――

中屋敷:
やらないです。そういうことは稽古にくるまえに各自がやってくることですから。

トヨネ:
いわゆる「打率」について――

玉置:
座組みとしてのグルーヴ感ということではあるかもしれないけれど、自分では「初日開けた」とか「10-6」とか打率づけしないです。
それをいうなら、毎回10割です。

観客からの質問1(男性):
上演時間(=2時間15分、休憩なし)は最初から考えてのことだったのですか?――

中屋敷:
90分とかのほうがお客さんにとっていいかな、というのは劇団経営者としてはあるかもしれませんが、そういうことは考えませんでした。
創る立場として、そういう計算をするのはお客さんに失礼だとおもいました。

観客からの質問2(別の男性):
演出するとき、演技するとき、何を一番大切にしていますか?――

玉置:
愛情です。
芝居はひとりではできないわけで、共演者やスタッフへの愛情、両親、生きていること、――生きているかぎり自分は役者なわけで、――ぜんぶへの愛情です。

中屋敷:
僕も愛です。
僕は演出家としてはだめで、というのも、演出家というのは「駄目だし」という言葉にもあるようにキャストを否定するものですが、それができないです。
カーテンコールで僕はあそこで(舞台中央のお立ち台)土下座しているわけですが、全部自分の責任ということなんです。
いいところはキャストのもの、悪いところは僕のせいです。
アンケートでキャストのことを悪くかかれると泣きます。
自分を悪く書かれても平気です。
女系家族の末っ子長男で、溺愛されて育ちました。
いまだにお年玉もらってます。
愛情を疑わないです。

※質問男性は最後に「今日は楽しみました」といいそえていました。

↓上記以外に印象に残った言葉
中屋敷:
どんどんつまらなくなってます。
あるとき面白いことができたとおもったら、繰り返さないです。
繰り返すのは、お客さんをなめてることになるから。
才能がどんどん枯渇しています。



「神をも恐れぬ悪フザケ!」(←『俺を縛れ!』公演コピーより)の創り手達は驚くほど真摯でした。
作品のスピード感そのままに走り続ける彼らは、まだ演劇祭も終わっていないというのにはやくも次の作品の幕を開けようとしています(柿喰う客『真説・多い日も安心』2008年8月21日~吉祥寺シアター/次回公演情報)。
玉置さんのヘアスタイルはどうなっているのでしょうか。
その玉置さんのブログ博愛日和によれば、今年10月にはホチキス客演こちら、2009年2月に箱庭円舞曲客演、そして4月には新しい劇団「カスガイ」の旗揚げ公演を王子小劇場でおこなうとのことです。
カスガイ……古風な、いい名前です。
追いかけるファンとしても体力勝負ですが、なんとかついていきたいとおもいます。

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